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最終更新日:2024年10月18日

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平和構築論

平和構築の実践
ASEAN域内で、インドネシアは2億6000万人の人口を抱え、資源大国である。インドネシアの国内の治安維持において、分離運動、共産党、テロ活動の抑止は大きな比重が置かれていた。本授業では分離運動のひとつである東ティモールをとりあげて、受講者に論文を分担報告してもらい、東ティモールにおける平和構築活動について理解を深めてもらう。そのうえで、東ティモール国家警察に市民警察について第三国研修をした、インドネシア国家警察のことをとりあげる。日本警察はインドネシア国家警察改革の「お手伝い」を20年以上にわたって実施してきた。国軍から「独立」したインドネシア国家警察がどのように変化したのか/変化しなかったのかを、長期にわたって現地に赴いた専門家やプログラムマネージャー、さらにはインドネシア国家警察関係者の話を聞いてみる。クリスマス前には期末レポートの中間報告も行ってもらう。最後に和解の試みについて講話を聞く。講師の手配状況によっては、歴史認識を含む日本の事例をとりあげるかもしれない。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51099
CAS-GC1B14L1
平和構築論
谷垣 真理子
A1 A2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第第2回~第4回  東ティモールなどでの平和構築活動(分担発表) 第5回 日本警察の国際協力(谷垣が講義) 第6回~第8回 インドネシア国家警察改革の協力の現場から 第9回~第11回 インドネシア国家警察について(インドネシアとのオンライン授業)  第11回 期末レポートの中間報告会 第12回~第13回 和解の試み(講師の手配状況によっては、日本の事例になる場合があります)。
授業の方法
参加者の人数によるが、ゲストレクチャーによる講話を中心にして、分担発表を組み合わせる。 分担発表の本については、授業時に紹介。たとえば、長谷川祐弘『平和構築の志ーー東ティモールでの平和構築活動から学んだ教訓』(創成社、2020年)、福武慎太郎・堀場明子『現場<フィールド>からの平和構築論ーーアジア地域の紛争と日本の和平関与』(勁草書房、2013年)など。
成績評価方法
参加者人数によって調整はあるが、コメントペーパーと報告(20~30%)、期末レポート(50~60%)、出席(20%)による総合評価。
履修上の注意
本授業は90分授業である。分担発表の場合は、事前にテキストを読んで感想を前日までに提出すること。発表者はそれを踏まえて、報告資料を最後にブラッシュアップすること。