学部前期課程
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最終更新日:2024年10月1日

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地域生態学

地球環境・自然災害の地理学的解析
 現代社会では,地球温暖化などの地球環境問題や巨大地震などの大規模自然災害が注目を集めている。こうした地球環境問題や自然災害と適切に向き合い,持続可能な社会を実現するための基礎として,地球規模から地域規模まで様々な空間スケールで生じる自然現象を、人間活動の影響の見られる現在(最近数10年~数100年)から人間活動の影響の見られない長期(数千年~数100万年)といった多様な時間スケールで捉える,自然地理学の視点が重要である。
 本講義では,地球環境・自然災害の地理学的解析について扱う。前半は,長期スケール(最近数千年~数100万年間)の気候変動や海水準変動に関する話題を取り上げる。前半の内容を通じて,近年の地球温暖化などの地球環境問題を長期的な環境変動に位置付けて捉える考え方を養うことを到達目標とする。後半は,地震に関する話題を取り上げる。後半の内容では,最近数千年~数100万年間といった時間軸の中で地震を捉えることが,防災・減災においてどのような意味を持つのか,理解することを到達目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50984
CAS-GC1D22L1
地域生態学
丹羽 雄一
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
(1) はじめに:様々な時空間スケールで自然現象を捉える (2) 第四紀の地球環境1︓地球環境・⾃然災害の地理学的解析に重要な最近数千年〜数100万年間 (3) 第四紀の地球環境2:気候変動と海⾯変動 (4) 第四紀の地球環境3:気候変動を引き起こす要因 (5) 第四紀の地球環境4:最終間氷期 (6) 第四紀の地球環境5:最終氷期 (7) 第四紀の地球環境6:後氷期 (8) 第四紀の地球環境7:近年の地球温暖化 (9) 地震と災害1:第四紀の時間スケールで地震を捉える意味 (10) 地震と災害2:地形・地質に記録された過去の地震の痕跡 (11) 地震と災害3:東北地方太平洋沖地震 (12) 地震と災害4:大正関東地震 (13) まとめ
授業の方法
初回はオンライン(オンデマンド方式)、2回目以降は原則対面で行います。
成績評価方法
平常点とレポートで成績評価をします。
履修上の注意
具体的な授業の進め方や質問・相談の方法などは初回授業時に説明します。