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最終更新日:2026年10月16日
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構造化学α
構造化学で切り開く宇宙の科学(アドバンスト理科 基礎科目)
物質の多様な構造や性質、反応を体系的に理解するには、原子や分子に基づいた化学的な考察が不可欠である.「構造化学α」では「構造化学」の内容(原子の構造や周期律,分子の化学結合の基礎など)を学びながら,原子・分子の構造に関する理論や実験技術が,現代の化学やその他の分野にどのように活かされているかを解説し,「構造化学」で学ぶ知見が幅広い科学分野の基盤となっていることを示す.具体的には,天文学(星間化学)の最先端の研究を例として,講義をおこなう.
参考として,昨年度の講義内容を以下に記す.
(1)ガイダンス(10月2日(金)にZoomを通してオンラインで開催)
第2回以降は対面での講義を予定している.
(2)化学のはじまり:ビッグバンの観測的証拠と元素合成
(3)星形成についての概説:原子や分子の放射冷却の重要性
(4)初期宇宙における星形成:初代の星を作る化学反応は何か?最新の実験研究を紹介.
(5)星間分子の観測:宇宙には何種類の分子が存在するか?
(6)宇宙から地球へ届く未知の光:Diffuse interstellar bands
(7)電子遷移(可視)から振動遷移(赤外)へ.星間塵の赤外スペクトル.
星間塵の模擬物質について実験するための超高真空・極低温の実験装置の製作.
(8)分子間力:イオン同士のクーロン力から分散力まで.
(9)水素結合.惑星系の形成における分子間力の重要性.
(10)宇宙の気相化学反応の主役:イオン-分子反応
(11)低温なイオン-分子反応:量子トンネル効果の重要性
(12)星間塵の表面化学反応:星を作るH2生成,量子トンネル効果,光化学反応など
(13)最終回.これまでの講義の総括.
本年度もおおよそ上記の内容について講義を行う予定だが,受講生の興味などに応じて昨年度と異なる内容の講義をする可能性もある.また可能であれば,分光測定などに関する実験をおこない,得られた結果について受講生と議論する.
「構造化学α」では,「基礎化学」の前半や「構造化学」で学ぶ内容については速習し,その後は各回の講義や課題を通して適宜補完する形式をとるので,受講者は「基礎化学」の講義を受講済みであることが望ましい.また本講義は,受講者数を20名程度に制限するため,選抜試験として原子の構造や分子の化学結合などに関する基礎学力の確認と学習意欲に関する調査を行う.選抜試験はレポート課題により行う予定である.
レポート課題とガイダンス資料は10月2日(金)のガイダンス(第一回講義)前(およそ18:00ごろ)に「UTOL」に掲示する予定である.今年度は,金曜日の第一回講義が10月2日,木曜日の第一回講義が10月8日と離れているため,ガイダンスは10月2日(金)の1回のみ開催し,10月8日は休講とする.そのため,金曜日だけでなく木曜日に受講を希望する学生も,10月2日に「UTOL」を通してレポート課題と資料を確認することを推奨する.ガイダンス参加は受講に必須ではないが,講義の内容や雰囲気を知るためにも,可能なら参加することが望ましい.また10月2日(金)のガイダンスに参加できない学生に向けて,ガイダンスの録画をUTOLを通して公開する予定である.
そのほか,授業に関する最新の連絡や授業資料,レポートなどのやり取りも「UTOL」を介して連絡するため,ガイダンスまでに忘れず登録することが望まれる.万が一,UTOLからレポート課題が確認できなかった場合は,羽馬へメール*****)にて連絡してください.
結果については,10月2日(金)のガイダンス後一週間以内に第二回以降の受講対象者の学生証番号をアドバンスト理科ホームページ(http://kis.c.u-tokyo.ac.jp/*****)に発表する予定である.
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