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最終更新日:2026年10月16日
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文理融合ゼミナール(メディアと芸術)
メディア=都市空間への介入と漂流、あるいはその換骨奪胎
この授業では、私たちの生活世界を構成している都市空間をメディアとしてとらえ、そのメディアの裏をかくことで私たちの可感的領野(の外側)を探求します。
私たちが、日常の生活の中で私たちを取り巻く世界を感覚する時、そこには常に世界と私たちの感覚との媒(なかだち)となるもの=メディアが存在しているはずです。従って「私たちが何を感覚するか?」は、そのメディアのあり方に拘束されており、それゆえ「私たちは何を感覚することができる(ようになるの)か?」という可能性もまたメディアと私たちとの関わりのあり方に存すると言えるのかもしれません。
このような問題意識に基づき、本授業では、東京を代表する都市の一つであり、また駒場キャンパスに隣接する「渋谷」という街を一つの巨大なメディアとして捉え、20世紀フランスの前衛芸術運動体であるシチュアシオニスト・インターナショナル(1957-1972)の芸術活動とその方法論を一つの手引としながら、この渋谷=メディアのあり方を探索します。渋谷=メディアでの漂流や批判的介入の実践を通して、そのメディアが生み出す感性的拘束を換骨奪胎し、作り変えることを試みます。具体的には、都市フィールドワークの形式をとりながら、遊歩を通じた音声、写真、スケッチ、その他の採取・収集に取り組むとともに、それらを教室に持ち帰って観察とディスカッションやリフレクションを行うことで、このような「メディアの残滓」から新たな感性的対象への手がかりを探索し、そこで得られた発見に基づいて、そのような新たな感性的対象を結晶化する事物=芸術の制作に挑戦します。
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