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最終更新日:2026年10月16日

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歴史社会論

ローマ法から読み解く家族と社会身分
本授業では、6世紀の東ローマ帝国で編まれた、ユスティニアヌス『法学提要』の第1巻と、2世紀に書かれたガイウス『法学提要』の第1巻とを読み解くことで、古代における家族のあり方の多様性や、社会身分・人の権利の歴史的変化を理解し、現代社会の諸課題を歴史的な視点から考察するための幅広い視野と論理的思考力を身につけることを目標とする。『法学提要』はローマ法を学び始める学生が最初に読むために作られた教科書であり、単に古代ローマ法の初等教育に使われただけでなく、中世以降のヨーロッパにおけるローマ法学習においても一定の地歩を築いた著作である。その構成は現在のフランス民法にも刻印を残している。ただし、本講義は法学、法概念を学ぶというよりも、歴史学の手法を用いて、現代にもつながるような法概念を生み出す素地となった古代社会の実態を考えることを主眼とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50693
CAS-GC1B51L1
歴史社会論
田中 創
A1 A2
木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
下記のような進め方を予定している。ただし、学生の理解度に応じて、進度や一部内容を変更することもありうる。 第1回:イントロダクション 第2回:法の分類とローマ法源 第3回:自由人と奴隷 第4回:解放奴隷と自権者・他権者 第5回:家父長権と婚姻 第6回:養子縁組 第7回:家父長権の解消 第8回:後見制度 第9回:保佐制度 第10回:後見・保佐からの免除 第11回:女性 第12回:ゲルマン人とローマ人 第13回:まとめ
授業の方法
講義形式を取るが、随時参加学生からの意見の聴取も行う。毎回、ユスティニアヌス『法学提要』とガイウス『法学提要』(いずれも日本語訳を利用)の一部を事前に読解することを求める。
成績評価方法
事前予習に基づく平常点(20%)と期末試験(80%)で評価する。
履修上の注意
高校段階で世界史を履修していたことは前提としないし、それが有利・不利に働く内容でもないので、身構える必要はない。むしろ、2000年近く昔の遠い国の話なので、分からない社会慣行や、論理を追えなかったところなどを積極的に質問し、疑問を解消するように心がけてほしい。また、説明の必要上ラテン語を紹介することがあるが、ラテン語文法の知識も不要である。