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最終更新日:2026年10月16日
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情報メディア表現論
医薬品ライフタイムマネジメント:医薬品情報から考える情報の評価・伝達・意思決定
創薬を経てこの世に生を受けた(開発・上市された)医薬品は、市販後に適正に使用され、その有効性や安全性に関する情報が蓄積されることによって、その力を十分に発揮することができる。このように、医薬品をその誕生から使用、評価、改善まで一連の「ライフタイム」として捉え、より適切に活用していく考え方を医薬品ライフタイムマネジメントという。医薬品を安心・安全に使用するためには、薬そのものだけでなく、それに関する「情報」が重要である。医薬品に関する情報は、研究者、企業、行政、医療者、患者、メディアなど様々な立場から発信され、伝えられ、受け取られる。その過程では、同じ情報であっても、立場や伝え方、受け取り方によって評価や理解が異なることがある。また、私たちが接する情報は、必ずしも完全あるいは中立なものとは限らない。
本講義では、医薬品ライフタイムマネジメントの中で生じる様々な問題を「情報」という観点から捉え、医薬品情報がどのように作られ、評価され、伝えられ、理解され、意思決定や行動につながるのかを考える。医療者と患者とのコミュニケーションに加え、デジタルメディアや新しい情報技術など、現代の情報環境についても取り上げる。
医学・薬学に関する専門的知識の習得そのものを目的とする授業ではない。医薬品という身近で社会的にも重要な題材を通して、履修者が情報を鵜呑みにせず、根拠や背景を確認し、異なる立場や考え方を踏まえながら、自ら考え、判断する力を身につけることを目標とする。
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