学部前期課程
過去(2021年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

量子論

量子論の基礎
分子や原子ぐらいのミクロな世界では、粒子の運動は Newton 力学ではなく量子力学によって記述される。また、ミクロな世界での電磁気力は Maxwell 方程式ではなく場の量子論によって記述される。ある時刻の粒子の位置と速度を同時に指定できないなど、量子力学では私たちの直感とは異なった方法で自然界を記述している。この授業では、量子力学において系の状態をどのように記述するのか、またその状態の時間発展をどのように記述するのかなどの量子論の基礎を説明する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50289
CAS-GC1E14L1
量子論
大川 祐司
A1 A2
火曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
基本的に教科書のスペードマークが付いていない項目について説明する。教科書の章立ては以下の通りである。 第1章 古典物理学の破綻 第2章 基本的枠組み 第3章 閉じた有限自由度系の純粋状態の量子論 第4章 有限自由度系の正準量子化 第5章 1次元空間を運動する粒子の量子論 第6章 時間発展について 第7章 場の量子化ー場の量子論入門 第8章 ベルの不等式 第9章 基本変数による記述のまとめ
授業の方法
Zoom によるオンライン授業
成績評価方法
主に定期試験に基づいて成績評価を行うが、授業中に小テストを実施して成績評価に考慮する可能性がある。
履修上の注意
高校で習う数学および物理学の知識と数理科学基礎の授業の内容の理解を前提とする。線形代数に関しては必要なことは授業で説明するが、自習が必要になる可能性もあるので、不安がある場合は教科書を参照して難易度を確認した上で履修すること。