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最終更新日:2024年10月18日

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社会科学ゼミナール(国際関係)

国際政治学の思考様式
 今学期はウクライナ戦争を意識しつつ、国際政治学の古典を読む。
 まず戦争をめぐる国際法学者、国際政治学者の対照的な見解を踏まえたうえで、現代国際政治学の古典たるH・ブルのThe Anarchical Societyを精読する。それを通じて、論者によって異なる国際関係観の競合を自覚したい。最終的な目標は、国際政治学の思考様式を身につけることにある。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50239
CAS-IC2140S1
社会科学ゼミナール(国際関係)
石田 淳
A1 A2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
暫定的な予定は以下の通り。 10月4日(火)ガイダンス 10月11日(火)Mearsheimer 10月18日(火)Hathaway & Shapiro 10月25日(火)Bull (1969) 11月1日(火)Bull (1977) Intro. & Chap.1 11月8日(火)Bull (1977) Chap.2 11月15日(火)Bull (1977) Chap.3 11月29日(火)Bull (1977) Chap.4 12月6日(火)Bull (1977) Chap.5 12月13日(火)Bull (1977) Chap.6 12月20日(火)Bull (1977) Chap.7 12月27日(火)Bull (1977) Chap.8 1月10日(火)Bull (1977) Chap.9 なお、上記リストに挙げられた文献の詳細情報は、 Bull, Hedley. 1969. “The Twenty Years’ Crisis Thirty Years On.” International Journal 24 (4):625-38. On Carr, Edward Hallett. 1939, The Twenty Years’ Crisis, 1919-1939: An Introduction to the Study of International Relations. Macmillan. _____. 1977. The Anarchical Society: A Study of Order in World Politics. Columbia University Press. (ヘドリー・ブル/臼杵英一訳.2000年.『国際社会論――アナーキカル・ソサイエティ』岩波書店) Hathaway, Oona A., and Scott J. Shapiro. 2019. “International Law and Its Transformation through the Outlawry of War.” International Affairs. 95 (1): 45-62. Mearsheimer, John J. 2014. “Why the Ukraine Crisis Is the West’s Fault?” Foreign Affairs. 93 (5): 77-89.
授業の方法
 演習形式の授業を行う。  演習参加者は、課題文献を精読のうえ演習に参加する。  報告者は、執筆者になりかわって、その論旨を報告し、他の演習参加者からの質問に応答する。討論者(演習参加者が十分に多い場合には複数の討論者を置く)は、文献の(担当箇所における)論旨の「説得力」(論理的な整合性、あるいは経験的な妥当性)を検討し、自らの見解を述べる(ディスカッション・メモはA4で0.5~1頁)。  演習においては、報告者、討論者のみならず全員に対して発言による議論への寄与を求める。
成績評価方法
 演習における議論への貢献(報告者、討論者としての発言に限定されない)と、学期末の小論文によって成績を評価する。
履修上の注意
 履修希望者が20名を超える場合には、初年次ゼミナール文科の小論文を主たる基準として参加者を決定する。したがって、履修希望者は所定の期間(ITC-LMSで指定するが、第一回の授業から第二回の授業の間)に小論文を提出(ITC-LMSでのアップロード)できるように準備しておくこと。選考を行う場合には、その結果はITC-LMSのお知らせの欄を用いて通知する。  なお、科類の関係で初年次ゼミナール文科を履修していない場合には、同科目の課題である小論文と同等の論文(この授業の内容と関連するテーマを選び、それについて既存の研究や議論を可能な範囲で踏まえたうえで、所見を4,000字程度にまとめたもの)を作成し、提出することを求める。