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最終更新日:2026年10月16日
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ことばと文学Ⅳ
文学、思想研究入門(ヘルダーリン『ヒュペーリオン』を読む)
文学テクストを読み、これを学問的に深め、何かしらの「発見」にいたる、という文学、文化、思想研究のプロセスを入門的に実践することがこの授業の目標である。
具体的には、ドイツの詩人フリードリヒ・ヘルダーリンの小説『ヒュペーリオン』(1797/99年)の日本語訳をメインのテクストとし、これを数十ページずつ読み進めながら、その内容に関する講義と討議を行う。
またこれと関わるいくつかのサブ・テクスト(抜粋)を用意し、これも並行して読み進めていくことで、複数のレイヤーへ向けて文学テクストを開いていく試みを行う。
たとえば、郵便制度を背景に生まれたセンチメンタルな書簡文化、フランス革命と近代ギリシャの独立戦争、プラトニック・ラブやロマンチック・ラブといった恋愛をめぐる価値観、師と仰いだシラーとの確執やズゼッテとの不倫関係という伝記的背景、『新エロイーズ』や『若きヴェルターの悩み』からの影響や、ドイツ観念論の弁証法的論理との関係、三島由紀夫『潮騒』など後世への影響、といった『ヒュペーリオン』のテクストに含まれるメディア論的、文化史的、政治的、伝記的、文学・思想史的層を探求していく。
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