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最終更新日:2024年10月18日

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歴史社会論

複合国家ブリテンと近世ヨーロッパ
 現在のイギリスは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、(北)アイルランドから成る立憲君主制の連合王国である。近年、王国を構成する各地域で自治の機運が高まり、その動きはEU脱退を受けてさらに複雑化している。歴史的にみても、王権と議会、教会、そして「三王国」との関係性の調整は、イギリスの国制問題の基幹を成してきた。この背景には、ヨーロッパ規模での宗教改革や諸革命を通じた新秩序の形成過程がある。
 本講義では、イギリスをヨーロッパ史/大西洋史/世界史のなかで位置づけながら、近代世界の形成を考察する。具体的には、18世紀を中心に名誉革命からフランス革命までのイギリスとヨーロッパを扱う。これらを通して歴史学的思考法を学び、過去と現在の政治・文化・社会のありかたへの関心をもつことを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50206
CAS-GC1B51L1
歴史社会論
後藤 はる美
A1 A2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
授業内容の詳細は受講状況によって変更になることがあります。初回授業を必ず受講すること。 第 1回:イントロダクション(オンライン実施) 第 2回:チャールズ2世とロイヤル・オーク――王政復古 第 3回:教皇人形の火刑――排除危機とロンドン市民 第 4回:オラニエ公ウィレムの上陸――名誉革命 第 5回:God Save the King 第 6回:関連課題学習 第 7回:ジェントルマンと帝国・1 第 8回:ジェントルマンと帝国・2 第 9回:改革の時代 第10回:自由のための戦い――アメリカ革命 第11回:自由のための戦い――フランス革命 第12回:まとめ 第13回:期末試験(※受講人数によって試験期間中の試験となる可能性あり)
授業の方法
授業はパワーポイントと配布資料を用いて実施する。 授業の進行に従って、リアクションペーパーやレポート等を通じて理解度を適宜確認する。
成績評価方法
平常点と期末試験によって評価する。
履修上の注意
必須条件ではないが、高校世界史B程度の知識を有することが期待される。