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最終更新日:2024年10月18日
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歴史社会論
複合国家ブリテンと近世ヨーロッパ
現在のイギリスは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、(北)アイルランドから成る立憲君主制の連合王国である。近年、王国を構成する各地域で自治の機運が高まり、その動きはEU脱退を受けてさらに複雑化している。歴史的にみても、王権と議会、教会、そして「三王国」との関係性の調整は、イギリスの国制問題の基幹を成してきた。この背景には、ヨーロッパ規模での宗教改革や諸革命を通じた新秩序の形成過程がある。
本講義では、イギリスをヨーロッパ史/大西洋史/世界史のなかで位置づけながら、近代世界の形成を考察する。具体的には、18世紀を中心に名誉革命からフランス革命までのイギリスとヨーロッパを扱う。これらを通して歴史学的思考法を学び、過去と現在の政治・文化・社会のありかたへの関心をもつことを目標とする。
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