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最終更新日:2024年4月22日

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世界史論

鉱山から見る世界史-19世紀から20世紀初頭のイギリス植民地インドから
 ここ30年近く経済成長を続けてきたインドは鉱物資源大国の側面を持つ。実際に大がかりな動力機械を取り入れた鉱山開発は、蒸気機関を用いて19世紀後半より段階的に始められた。その背景には植民地内での石炭の需要が増したことにあるが、1851年に創設されたインド地質調査局による精緻な資源調査が先鞭をつけたことも大きかった。本講義では技師や技術に焦点を当てつつ、イギリス領インドおよびマラヤ、イギリス、アメリカ、さらに日本を射程に、横断的な鉱山史だけでなく、鉱物資源開発と世界史とを連携させる試論を展開したい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50197
CAS-GC1B54L1
世界史論
杉本 浄
A1 A2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
1 ガイダンス 2 資源調査のはじまり―19世紀前半期におけるイギリス領インド・オリッサ地方及び周辺諸藩王国を事例に-1 3 資源調査のはじまり―19世紀前半期におけるイギリス領インド・オリッサ地方及び周辺諸藩王国を事例に-2 4 開発の時代1―20世紀初頭における鉄鉱石鉱山を中心に 5 開発の時代2―20世紀初頭における炭鉱を中心に 6 ゴールドラッシュの夢、アメリカ、日本、イギリス領マラヤ1―19世紀後半のイギリス人鉱山技師エラスムス・H・M・ガワーを追いながら― 7 ゴールドラッシュの夢、アメリカ、日本、イギリス領マラヤ2―19世紀後半のイギリス人鉱山技師エラスムス・H・M・ガワーを追いながら― 8 閑話休題ー金鉱山関連の機械を見る 9 Kolar Gold FieldsとJohn Taylor & Sons 10 金山の記憶 11 鉱山技師のネットワークーイギリス領インドとイギリス・コーンウォール 12 第1回帝国鉱山・冶金学会議(1924年ロンドン)とインド帝国 13 まとめと提出レポートの発表会
授業の方法
Zoomを用いたリアルタイム授業。関連文献や資料をあらかじめLMS経由で配布することもある。
成績評価方法
授業参加度および授業課題(50%)+学期末レポート(50%)(あくまでも人数によってではあるが、最終授業でレポートの内容に関する発表の機会を設けたい)
履修上の注意
質問等あれば、こちらのメールアドレスにて受け付ける。 *****