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最終更新日:2024年4月22日
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世界史論
鉱山から見る世界史-19世紀から20世紀初頭のイギリス植民地インドから
ここ30年近く経済成長を続けてきたインドは鉱物資源大国の側面を持つ。実際に大がかりな動力機械を取り入れた鉱山開発は、蒸気機関を用いて19世紀後半より段階的に始められた。その背景には植民地内での石炭の需要が増したことにあるが、1851年に創設されたインド地質調査局による精緻な資源調査が先鞭をつけたことも大きかった。本講義では技師や技術に焦点を当てつつ、イギリス領インドおよびマラヤ、イギリス、アメリカ、さらに日本を射程に、横断的な鉱山史だけでなく、鉱物資源開発と世界史とを連携させる試論を展開したい。
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