学部前期課程
HOME 学部前期課程 文化人類学Ⅱ
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

文化人類学Ⅱ

文化人類学の思考法ー映像/イメージを通して学ぶー
 文化人類学(以下「人類学」と略)はもともと、世界の諸民族を研究する「民族学」を原点とする学問だった。しかし、今日の人類学はそうしたイメージからかなり遠いものになっている。「未開」や「伝統」はもはや人類学の中心的テーマではなく、今日の人類学者は、例えば先端科学のラボやインターネット上の世界などもフィールドワークの対象にするようになった。そのような現代人類学は、人類学の過去の学問的遺産とどのように連結しているのか。そして、そうした伝統の上に立つ現代人類学は、どのような独自の知見を我々にもたらしてくれるのだろうか。
 過去から現在そして未来の人類学へと向かう、こうした流れの全体を見通すために、映像(写真を含む)は有益な土台となる。人類学者はフィールドワークという作業をつねに重視してきたが、そこで大事なのは、「言葉で表現されたもの」と同じかそれ以上に、「言葉で表現されていないもの」であって、映像は、うまく使うならば、この後者(およびその前者との関係)をダイレクトの感じ取らせてくれるのだ。それゆえこの授業では、映像的素材を見ながら、フィールドの現場を間近で想像しつつ、古典的および現代的な人類学の独特の思考方法を学んでいってほしいと思う。 
 かつて「文化」、「社会」は人類学の基本概念であった。しかし実は、人類学は「文化」、「社会」の概念なしでも十分にやっていけるし、そういう考え方のほうが人類学的思考の今日的な現場に接近しやすいとも考えられる。この授業でのキーワードは、従って、社会・文化を次第に離れ、イメージ・自然・身体といったものになっていくはずである。このあたりの事情は、授業全体を追うなかで、少しずつ確実に理解していってもらえると思う。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50181
CAS-GC1B62L1
文化人類学Ⅱ
箭内 匡
A1 A2
月曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
51494
CAS-GC1B62L1
文化人類学Ⅱ
箭内 匡
A1 A2
月曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
1. ガイダンス〜文化人類学とはどんな学問か? 2. 全体的展望(1)−自然と身体の人類学 3. 全体的展望(2)−イメージと創造性の民族誌 4. 民族誌的フィールドワークとは何か? 5. 根源的営みとしてのオラリティ 6. 社会生活を「下から」考える 7. アニミズムの自然と政治 8. アナロジスムの自然・政治・経済 9. ディナミスム〜四つの自然観 10. ジャン・ルーシュと映像人類学の可能性 11. メディアと政治の人類学 12. 「未来」の自分、ヴァーチャルな自分 13.「自然と人間」の人類学
授業の方法
・講義形式で行い、毎回、授業後にリアクションペーパーを提出していただきます。 ・初回(オンライン)のみ17:05開始とし、第2回以降(教室での授業)は16:50開始とします。
成績評価方法
・学期末試験を行う予定。
履修上の注意
・文化人類学についての予備知識は不要です。 ・この授業では教室で映像(写真・動画)を見ながら考えることを重視しています。 ・初回のオンライン授業は定刻(17:05)に開始しますが、第2回以降は開始時刻を16:50とします(105分授業の時間割に準じて、。ただし、授業はおよそ90分程度とし、残りはリアクションペーパーを書く時間とします(提出後、退出可)。