学部前期課程
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最終更新日:2024年4月1日

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政治Ⅱ

比較政治入門
 比較政治は、特定の国や事例を見るだけでは分からない論理や特徴を、比較の手法や理論を用いて明らかにする政治学の重心的な分野です。授業では、欧米を含む先進デモクラシー諸国に加えてアジアやアフリカなどの権威主義体制も対象に、選挙や政党政治など従来重要とされてきた分野だけでなく、ポピュリズムや司法・専門家の政治的役割など最近特に注目される新分野も扱います。
 授業方法は、オンディマンド動画が中心ですが、質問やディスカッションも取り入れて双方向性を確保します。状況によっては、オンラインか対面で、Q&Aの時間を設けます。
 授業の理解と定着のためには、予習・復習を行い、質問の機会を積極的に活用してください。比較政治学の共通の基盤となるような内容を扱いながら、優秀なみなさんにふさわしく専門的内容にも踏み込みます。最初は難しく思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、積極的に質問や復習してくだされば、十分理解と単位取得が可能な水準に設定されています。
 可能であれば、先端的研究を行っている研究者や、政治やその周辺の世界でプレイヤーとして活躍されているゲストをお呼びして、お話を伺える機会も設けたいと思っています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50121
CAS-FC1622L1
政治Ⅱ
伊藤 武
A1 A2
月曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
1. はじめに:比較政治学の課題・授業ガイダンス[→オンライン(Zoom)] 2. 選挙政治:選挙制度と投票行動 [→以降原則オンディマンド] 3. 政党政治:政党組織と政党システム 4. 執政政治:大統領制と議院内閣制 5. 議会政治:議員行動と立法過程 6. 司法政治:政治プレイヤーとしての司法・政治の司法化 7. 地方政治:地方政府・地方政治・分権と連邦制 8. 規制政治:専門家と独立規制機関の役割 9. 団体政治:利益団体と政治経済体制 10. 福祉政治:福祉と市場・党派・移民問題の関係 11. 権威主義体制の統治:体制類型と統治手法の特徴 12. 権威主義体制の変動:形成と崩壊・民主化  13. まとめ  ・以上のテーマからいくつかを取り上げます。 ・1つのテーマに2回以上当てる場合もあります。
授業の方法
<基本的な形式> ・原則としてオンディマンド授業(動画視聴中心)です。詳細は、初回授業のガイダンスで案内します。 <各回の授業> ・今のところ、次のような3部構成を考えています。   ①導入動画(5分〜10分程度)    →前回の質問への回答・復習課題の説明・本日のポイントなど   ②授業内容(50分から60分程度)    →スライド等事前配布資料を基にした解説動画。    →ノートを取ったり、テキストを調べたりしながら視聴して下さい。    →上記の時間を確保するため、動画自体の時間は短めに設定しています。   ③授業内容に関する小テスト(選択式・ITC-LMSで実施)    →実施期間は、授業曜日(通常月曜日)授業開始時間〜翌日24時までとします。    →授業内容に関する確認のための選択式テスト(数問程度)です。    →合格するまで何回でも回答できるように設定します。 <授業に関する質問の扱い> ・質問については、当面、ITC-LMSの掲示板を使用します。    →その授業に関する質問は、授業日(通常月曜日)から木曜日までとします。 ・希望に応じて、任意参加で対面かオンライン形式の機会を設ける場合があります。
成績評価方法
<評価の基本方針> ・試験と平常点をあわせて、得点調整を行い総合的に評価します。 ・配点:試験70%+小テスト30%+平常点    →場合によっては、レポートや研究発表等の機会を設けることがあります。    →100点を超えた場合でも、100点を上限とします。 <試験> ・今の所、対面式の定期試験を予定しています(変更可能性あり)。    →この場合、持ち込み可とする予定です。    →対象は、電子機器以外のテキスト等書籍、印刷したレジュメなど資料です。 ・感染状況の推移などの事情で、他の形式(レポート試験など)となる場合があります。 <小テスト> ・各回の授業内容に関する選択式の小テストを予定しています。    →各回の配点は、合格4点・不合格0点とします。合計配点は上限30点です。 ・個人的事情で受験できない場合でも、数回分の余裕があります。    →このため、小テストについて個別の救済措置は実施しません。 <平常点> ・レポート、研究発表などを実施する場合は、補足的に考慮します。
履修上の注意
(1)Zoomへのアクセスについて ・授業用のZoomへのアクセスについては、セキュリティーの都合上、大学のアカウントによる制限をかけます(「@*.u-tokyo.ac.jpでサインインしたユーザのみ接続を許す」という設定)。 ・大学以外の私的なZoomアカウントからはアクセスできないので、注意してください。 (2)講義資料の入手について ・講義用の資料(スライド・レジュメなど)は、基本的にITC-LMS上にPDFなどのファイル形式で掲載します。掲載期間は授業実施後2週間です。各自の都合でダウンロードし、必要に応じて印刷などして利用してください。 ・基本的に授業前日24時までに掲載しますが、やむを得ない事情で当日午前中になったり、当日に修正・補足資料が追加されたりする場合があります。 ・受講希望の方は、授業前日までに余裕を持って履修登録を済ませるか、ITC-LMSで自己登録をして入手するようにしてください。 (3)オンディマンド解説動画の視聴について ・解説動画は、大学のアカウントでのみアクセスできるGoogle Drive上で配布します。必ず大学のアカウントでログインしてくることを確認してから、アクセスしてください。 ・大学以外の私的なGoogleアカウントからアクセスしようとすると「アクセス権を請求」してくださいと表示がでます。請求しても、こちらで大学以外のアカウントに許可は付与できませんので注意してください。 ・動画の配信期間は、学習効果の確保のため、原則として授業開始から2週間であることに注意して下さい。 (4)授業内容の構成について ・大学の授業として、教科書通りに決められた内容を学習するわけではないことに注意してください。基本的な内容を押さえつつ、最近の政治動向や研究動向を押さえて随時アップデートしていきます。 ・前期課程では別途「日本の政治」が開講されているため日本政治を詳しく扱うことは控えます。 (5)その他 ・以上の授業方法や成績評価方法は、感染状況の推移等、やむを得ぬ事情で変更になる場合があります。 ・授業形態はオンディマンド型と設定しますが、補足的に対面やオンラインでの質疑応答の機会を設ける場合があります。   →この場合、参加は任意として評価対象からは外します。参加は完全に任意ですので、各自の都合でお決めください。   →ただし、当該機会に、研究発表等を行った場合、実施者のみ平常点評価に参入します。   →実施した場合、概要は参加いただけなかった皆さんにも、お知らせや解説動画などの手段で共有します。