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最終更新日:2024年10月18日

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記号論理学Ⅱ

不完全性定理の数学的内容と哲学的含意
ゲーデルが1931年に証明した不完全性定理の数学的内容と哲学的含意を説明する。まず、不完全性定理の背景となっていたヒルベルトの形式主義(無矛盾性プログラム)を三回ほどかけて概観して、算術の不完全性定理の証明を丁寧に解説する(七、八回)。より具体的には、まず算術の公理系や帰納関数論の基本的な性質を確認して、証明にとってキーとなるコーディングや対角線補題、最後に第一不完全性定理と第二不完全性定理を証明する。残りの回ではこの数学的定理がヒルベルトのプログラムに与えた影響と、これにまつわる周辺的な話題を紹介したい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50012
CAS-GC1A26L1
記号論理学Ⅱ
秋吉 亮太
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
この授業のおおまかな構成は次の通りです. (1) ヒルベルトの形式主義と無矛盾性プログラム (2) 算術の不完全性定理の証明 (3) 周辺的な話題の紹介
授業の方法
講義と演習.演習時間を設けて練習問題を解いてもらいます.
成績評価方法
学期末テストかレポートによって評価します.
履修上の注意
 授業は講義だけではなく演習を含みます.講義を聞いただけではわからず,自分の手を動かすことによって初めて論理学は身につくと考えてください.授業内では回答の発表,ならびに学生の皆さんのつまずきやすいポイントを適宜解説しますので,授業への積極的な参加を期待します.論理学の入門的な知識を前提にして授業は進んでいきます。