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最終更新日:2024年10月18日
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デジタルアーカイブ原論
デジタルアーカイブ原論
アナログ・デジタルの資料や情報が混在する現在、双方に目配せをしつつ、デジタル環境を前提に学術研究をすすめなければならない研究者にとって、デジタルアーカイブの構築や利活用に関する知識と技術は、分野に関わらず研究の基礎的な技能として必須のものとなりつつある。
例えば、紙の資料をデジタル化する際、どのようなファイル形式を選択すればよいか。メタデータ付与はどうすればよいか。フィールドワーク中に自分で撮影した映像やインタビューは、どう処理すべきか。すでに図書館や博物館、研究室で運用されている画像資料や音声資料の扱いはどうか。web資源を引用する際のルールや表記方法を押さえているか。日々行っている検索では、いったい何をどこまですくい上げているのかについて、きちんと理解しているか。成果公開時に考慮すべき権利処理はどうすべきか。その課題は多岐にわたる。
そこで、この講義では、デジタルアーカイブに関する知識と技能を、それぞれの専門家による講義によって段階的に理解してもらうことを、主たる目的とする。
さらに、この分野に興味を覚えた履修者に向けて、我が国のデジタルアーカイブの将来的展開に関する知見を得る機会も設けたい。一連の体験を通して、デジタル知識基盤社会を生き抜く知見を養うことが、この講義の到達目標である。
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