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最終更新日:2025年4月21日

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音響空間情報論

生成系AI以降 クリエータとして活躍するために
2022年秋以降 にわかに「生成AI」という言葉がブームになり チャットボットが世間に普及し 取りざたされている。だが これらが 大規模言語モデル LLM と呼ばれる自然言語の階層学習モデルであること、その原点は微分方程式を解くシステム開発にあったこと、文字列に意味の軽重をつける処理 attention mechanism が特徴的で それによるメリットと限界があること などは およそ 社会に知られていない 本コースではこれらを確認しつつ AIが普及した時代 人間にしかできないこと 人間にこそ可能なことは何か を 確認し それを活かした制作などを考える。

講義演習は 医学系研究科 今井健准教授と二人で行う。今井先生は自然言語処理からスタートした医療AIの第一人者だが 学際情報学府1期生で 伊東研院生時代はクリエータとして活動を展開、2005年の「愛・地球博」など現場で実践的なものづくりに携わった。今季は 伊東・今井研としての最初の指導として 充実したものを目指したい。





コースは津田一郎さんの「カオス的脳観」(1990)と、津田先生ご自身による今日版へのリヴァイズを参照点として進める予定
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
4915090
GII-CS6410L1
音響空間情報論
伊東 乾
A1 A2
木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
学際情報学府
授業計画
大学院に入学の審級がないため 履修学生の前提知識や能力を設定できない ゆえに 履修者の顔ぶれを見、本当に履修するものの実力を確認して 講義演習などを組む予定
授業の方法
講義と演習
成績評価方法
出席とレポート。まったく出席せずレポートだけ出すようなものは未履修扱い
教科書
教室で指定する
参考書
伊東「なぜ猫は鏡をみないか」NHK出版 2012 ほか
履修上の注意
大学院講義であるが 大学院レベルで理系を扱う 筈の学生が 大学学部は文系のため 高等学校の物理Ⅱ数Ⅲからやりなおさないと お話にならない といったことが しばしばある。 教育機関の設計ミスで 学生は被害者というべきである。 私のあらゆるコースは そうした基礎をすっ飛ばさず 必要であれば小中学生レベルの内容・・・有効数字とか読み取り誤差とか・・・から きちんと確認して進める。 そういうものが苦手という人には いっさい履修を勧めない。
その他
知的好奇心をもって履修する人を歓迎する。