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最終更新日:2025年4月21日
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歴史情報論
歴史学は情報をどのように扱ってきたか
「歴史情報論(学)」とは何か。ひとつには、歴史資料をおもにオンラインデータベースなどで公共に向けてサービスする手法のための技術論という見方がある。有効な情報抽出のためのメタデータ設定や、情報抽出方法、可視化の方法、そして権利問題が論じられる。一方で、こうした営みすでに数十年の歴史をもっているから、これを歴史的に論じるということもあろう。しかしこの授業は、歴史学のうち、特に日本史学の立場から「情報」がどのように論じられてきたを考える。その場合、歴史資料から情報を抽出するための方法論という視点がある。具体的には史料論(古文書学・資料管理学など)もあろうが、1990年代以降に、研究分野として登場する「情報史」について、その成果を通して、学説的な特徴や意義を考えたい。と同時にそれを通して、一部ではあれ過去の人々が情報をいかに伝達し記録したかの事実を学ぶ。
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