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最終更新日:2024年10月18日

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ライフサイクル影響評価論

ライフサイクル影響評価論 (Life Cycle Impact Assessment)
ライフサイクル思考の必要性を認識し、かつライフサイクル思考を用いて、物事を分析・評価できるようになる。
1.ライフサイクル手法の取得
ライフサイクル思考の必要性を認識する。そして、ライフサイクル手法であるライフサイクルアセスメント(life cycle assessment, LCA)、ライフサイクルコスティング(life cycle costing, LCC)、ソーシャルLCA(social LCA)、およびライフサイクル持続性評価(life cycle sustainability assessment, LCSA)について、その手法を学ぶ。
2.ライフサイクル思考の応用
議論を通じて各手法の背景にある理論・思考を理解し、環境問題を始めとする、さまざまな社会の問題に対してライフサイクル思考を応用できるようにする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
47160-49
GFS-ES6302L1
ライフサイクル影響評価論
井原 智彦
S2
木曜2限、木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
新領域創成科学研究科
授業計画
第1回: 社会における環境問題と持続可能性に関する概論 第2回: 社会基盤システムへのライフサイクル的思考の応用 第3回: 環境面の評価(1): ライフサイクルアセスメントの体系、目的と評価範囲の設定(1) 第4回: 環境面の評価(2): 目的と評価範囲の設定(2) 第5回: 環境面の評価(3): インベントリ分析(1) 第6回: 環境面の評価(4): インベントリ分析(2) 第7回: 環境面の評価(5): インベントリ分析(3) 第8回: 環境面の評価(5): インベントリ分析(4) 第9回: 環境面の評価(6): 影響評価(1) 第10回: 環境面の評価(7): 影響評価(2) 第11回: 環境面の評価(8): 解釈 第12回: 経済面の評価: 経済影響評価 第13回: 社会面の評価: 社会影響評価、統合評価
授業の方法
テキストについては、実施時に独自に作成した資料を配布。
成績評価方法
毎回の講義で課題もしくは演習を課す。また、講義最終回終了時に、社会の問題をライフサイクル思考に基づいて考えさせるレポート課題を課す。これらの内容を評価する。
教科書
教科書は指定していません。参考書の項を参考に、自分に適した書籍を用意してください。
参考書
玄地裕・稲葉敦・井村秀文(編)「地域環境マネジメント入門 -LCAからのアプローチ」(東京大学出版会) * この書籍の第II部でLCAのケーススタディを取り扱っており(井原が執筆・編集)、これを用いて演習とすることができます。 伊坪徳宏・田原聖隆・成田暢彦「LCA概論」(稲葉敦・青木良輔監修)(産業環境管理協会) * LCAについての全般を解説していて、わかりやすいです。  稲葉敦(編)「改訂版 演習で学ぶLCA」(シーエーティー) * LCAの概略およびLCAを実施するに当たって必要なエネルギーや環境に関する知識を解説しています。全15章から構成されており、演習問題も付属しています。4~8章にわたって、やかんを例としたケーススタディが取り扱われています。大学院生にはやや易しく感じるかもしれません。ただ、最新のLCAの動向が掲載されている唯一の和文書籍ではあります。 伊坪徳宏・稲葉敦「LIME3 ―グローバルスケールのLCAを実現する環境影響評価手法―」(丸善出版) * 国内唯一の被害算定型影響評価手法であるLIME3を解説するとともに、国内外の影響評価手法とその思想を説明します。影響評価手法については、おそらく国内唯一の書籍です。
履修上の注意
ノートパソコンを持参すること。 各回の授業について、教科書・参考書・講義資料などの該当箇所を参照し、授業の内容に関する予習と復習(課題を含む)をそれぞれ105分程度を目安に実施すること。