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最終更新日:2025年4月21日

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システムアーキテクチャ

システムアーキテクチャ/ System Architecture
 製品やサービス、企業などの組織はさまざまな機能を組み合わせることでユーザーの要求を満たしている。小さな機能の組み合わせから異なる機能が発現する仕組みをシステムと呼ぶ。システム・アーキテクチャとは、機能の実現手段への割り当てや、機能の組み合わせを指す。
 本講義は、様々な機能が1つになることで首尾一貫した全体を創り出し、結果として生まれる機能が個別要素の機能の和を越えるという創発のメカニズムを理解する方法に焦点を置く。具体的には、技術や製品、組織などの理解や、どのように変えていくかといった意図を、ダイアグラム等に記述して組織で共有する方法を講義で習得する。講義で習得した方法によって知識や意図を共有することで、新しい技術や製品が利用されるシステムや、様々な製品の組み合わせによって実現されているサービスについてのより良い意思決定が期待できる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
47000-77
GFS-CC6A12L1
システムアーキテクチャ
稗方 和夫
S1 S2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
新領域創成科学研究科
授業計画
日付 1. 4/8  2. 4/15 3. 4/22 4. 5/6 5. 5/13 6. 5/20 7. 5/27 8. 6/3 9. 6/10 10. 6/17 11. 6/24 12. 7/1 13. 7/8 14. 7/15 試験 担当講師と内容 第1回(稗方) 第1章 システム・アーキテクチャの紹介 第2章 システムシンキング 第2回(柚井) 第11章 ニーズから目標への変換1 第3回(稗方) 第11章 ニーズから目標への変換2 第4回(和中) 第3章 複雑なシステムについて考える 第4章 フォーム(Form) 第5回(佐藤) 第5章 機能(Function) 第6回(柚井) 第6章 システム・アーキテクチャ 第7回(和中) (第7章 ソリューションニュートラル機能とコンセプト) 第8章 コンセプトからアーキテクチャへ 第8回(和田) (第7章 ソリューションニュートラル機能とコンセプト) 第12章 コンセプト策定における創造性の適用 第9回(佐藤) 第10章 システム・アーキテクチャにおける上流・下流の影響 第10回(今野) 第13章 複雑さをマネジメントするためのツールとしての分解 第14章 意思決定プロセスとしてのシステム・アーキテクチャ 第11回(白石) 第15章 アーキテクチャのトレードスペースに関する推論 第12回(稗方) 第16章 システム・アーキテクチャ最適化問題の定式化と解決  宿題:第9章 アーキテクトの役割 を読むこと 第13回(稗方) 全体の復習、試験の説明 (オンライン講義導入によるトラブルに対応する予備時間を含む) 第14回(稗方) 試験
授業の方法
すべての講義についてZoomを利用したオンライン講義を行う。 1対多数のセミナー形式と、ブレークアウトルーム機能を用いた少人数の演習への切り替えを予定しているため以下の条件を満たして接続すること。 1. パソコンやタブレットなど、1人1台を利用し、複数人が1台の接続機器を共有しないこと。 2. 聴講だけではなく発言できる環境から講義に接続すること。 3. 同室から複数人が講義に接続する場合、コロナウイルス感染防止と他の受講者の発言が混ざることを避けるためマスク着用の上、十分な距離をとること。 4. ウェブカメラの利用を推奨するが、帯域が不足するなどの理由があればオフにして構わない。 5. オンライン受講のための学内の講義室・セミナー室等の開放は行わない。
成績評価方法
講義への態度(70%)および期末試験(30%) 講義内容の基礎知識を問う形のオンラインのテストを行う。モデリングなどの解答に自由度のある問題について、おおむね回答が一つに定まるような問題にして行う。
教科書
E Crawley et al.: System Architecture, PEARSON, 2016, システム・アーキテクチャ(翻訳版), 丸善出版,2020. https://www.maruzen-publishing.co.jp/***** http://system-architect.org/***** 教科書は英語版、日本語版、印刷版、電子版を問わない。
参考書
「システム思考がモノ・コトづくりを変える デジタルトランスフォーメーションを成功に導く思考法」 稗方和夫, 髙橋裕(日経BP) https://www.nikkeibp.co.jp/*****
履修上の注意
前提知識は特に必要としない。
その他
講義内容、出席、成績付け等に関する問い合わせはLMSのメッセージ機能を利用してください。 https://itc-lms.ecc.u-tokyo.ac.jp/***** LMSが使えない場合はメールによる問い合わせを受け付けます。