学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日
授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
数理科学特別講義VI
強擬凸CR多様体の埋め込み可能性 Embeddability of strictly pseudoconvex CR manifolds
本講義では強擬凸CR多様体の埋め込みに関するトピックを紹介する.CR多様体は複素多様体の実奇数次元版にあたる数学的対象である.CR多様体に関する古典的かつ重要な問題として「与えられたCR多様体を局所的/大域的に複素ユークリッド空間に埋め込むことができるか?」という問題がある.CR多様体が強擬凸というある種の凸性をもつ場合,この問題は高次元の場合には肯定的である一方で3次元の場合には埋め込むことができない例が知られている.この3次元における局所的・大域的に埋め込めない例について紹介する.また最近の研究でCR多様体の埋め込みとCR Paneitz作用素という微分作用素が密接に結びついていることが明らかになってきた.この関連についても説明したい.
MIMA Search