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最終更新日:2024年10月18日
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応用数理特別講義II
量子離散可積分系入門/Introduction to quantized discrete integrable systems
微分方程式の離散化には任意性があるが、対称性や構造を保存する良い離散化(差分化)・量子化(非可換化)を許す例として、戸田方程式とパンルヴェ方程式を取り上げる。ここでパンルヴェ方程式は非自励的ハミルトン系であり伝統的意味では可積分系でないが、特徴的なワイル群対称性を持ち、いわゆるモノドロミー保存系として現れることが知られている。
これらの背景にある量子群的構造から、量子化された系の時間を1進める離散的時間発展を量子正準変換として構成することなどについて述べ、可能な範囲で最近の話題にも触れたい。
We will treat Toda equation and Painlevé equation as examples for quantization and discretization of dynamical systems with preserving symmetries and related structures.
We will find quantum group related structures behind these systems and will construct the quantization of discrete time evolution as quantum canonical transformation.If time permits we will refer to some recent topics.
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