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最終更新日:2026年10月16日
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医学共通講義XXⅡ
医学・生物学の哲学入門
本講義の目標は、医学・生物学の研究において見過ごされがちな、哲学的なものの見方・考え方を身につけてもらうことにあります。医学・生物学研究において当たり前に行われている、病気の分類方法や、統計学的手法は、なぜ科学的であると言えるのか。科学だけでどこまで病気を解明することができるのか。これらの課題は、哲学の一分野である科学哲学の領域で、盛んに議論されてきました。こうした点に少しでも疑問を持っているようであれば、哲学的に医学・生物学研究を見直すことで、得られるものがあるのではないかと考えています。
実は、医学・生物学者は、従来から研究を遂行するに際して、様々な哲学的な問題に出会い、その解決策を考えてきたのです。欧米では、その解決のために医学・生物学者と哲学者が協働するようになってきています。哲学者と協働するためにも、医学・生物学者も一定の生物学の哲学の知識があることが望ましいと考えています。
本講義は、オムニバス形式で、医学・生物学者と哲学者が分担して行います。医学・生物学者の側からは、医学・生物学に有用となりうる哲学的な考え方を紹介します。また、哲学者の側からは、医学・生物学で用いられている方法論や概念を、哲学的に捉え直すとどのように見えるか、また、「進化」に代表される生物学の概念が我々の世界について何を語りうるのか、などについての最近の哲学的知見を含め、講義をします。
受講には、特定の医学・生物学の知識を前提としないよう、必要に応じて医学・生物学の解説もします。
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