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最終更新日:2025年4月21日

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アレルギー・リウマチ学実習

アレルギー・リウマチ内科実習
 アレルギーリウマチ内科では、リウマチを含む膠原病や関連疾患、アレルギー性疾患等の免疫システムの異常による疾患を対象として診療を行っている。実習では主に6つの内容の理解と達成を目標とする。1)担当症例のベッドサイドでの経験を中心としてリウマチ性疾患、アレルギー疾患の臨床像、身体所見、診断・治療の概要を理解する。2)系統的な臨床推論と鑑別診断について、日々の病棟カンファ、leaning issueによる自己学習、および参加型クルズスを通して理解する。3)チャートラウンド、病棟回診におけるプレゼンテーションの技法を学ぶ。4)外来実習により、リウマチ性疾患、アレルギー性疾患の外来診療に参加し、疾患の理解とともに、外来診療技法について学ぶ。5)クルズスや勉強会、課題学習に参加し、双方向型の議論を通して、より深い病態理解、新規治療、及び研究的な内容に踏み込んだ理解を行う。6)より良い患者との接遇や面談法、医療安全、感染対策について理解する。上記を通して、臨床医、physician scientistとしての基礎を身に着けることを目標とする。

本授業科目は、学位授与方針10項目の1.医学知識、2. 臨床技能、3.プロフェッショナリズム、6.創造的思考, 10.未来への志 に関連した科目である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
41537242
GME-IM7242P2
アレルギー・リウマチ学実習
各教員
S1 S2 A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
医学系研究科
授業計画
*オリエンテーションは初日の9時、入院棟A 14階カンファランスルーム前に集合してください。 担当助教よりオリエンテーションを行い、実習についての説明があります。その際に、テーマ学習のテーマを設定します。詳細な実習日程とオンライン実習に関するURLはオリエンテーション時に周知します。テーマ学習については2週目の後半にプレゼンテーションと議論を行い、理解を深めます。 *オリエンテーションに引き続いて、「カルテ記載方法と臨床推論」のクルズスを行います。事前の予習として以下の課題を考えておいてください. 「54歳女性、「関節が痛むんです」といって受診」 Q1. 鑑別診断を進めるうえで、どのような事項について問診、診察を進めればよいでしょうか Q2. 本例の鑑別診断を挙げましょう(最低5つ) 当科の授業計画は以下の通りです。 1.態度:挨拶、服装、時間、個人情報保護のマナーを守りながら積極的な姿勢で実習に臨むこと 2.臨床診断推論:下記の臨床技能の習得と、臨床診断推論の思考法を身につける  2-1. 診察技術 :問診と察を通して患者さんから必要な情報を集めることができる(関節診察を含む)  2-2. プレゼンテーション:プレゼンテーションの種類と内容を理解し、実践できる  2-3. カルテ記載:症例から得た情報をまとめてカルテに記載できる  2-4. learning issue:日々の臨床における知識の確認、clinical questionへの気づきなど、短い課題を日々調べることで、知識の習得や臨床研究に向けての研鑽を行う。 3.診療への参加:病棟担当症例の診療に参加し、カルテ記載、チームカンファ、回診へ参加する。外来研修、院内コンサルト研修に参加し、多様な症例経験を積むことも可能である 4.プレゼンテーション:臨床プレゼンテーションの基礎と、チャートラウンド・回診での実践 5.クルズス:専門領域についての少人数講義を予定する。active learning型のクルズスの機会を準備する。学外講師クルズスは対面またはオンラインで実施する。 6.課題学習:初日に与えられたテーマにつき最新の文献をもとにまとめ、発表会で相互に議論を行う。知識を学ぶとともに、論文検索、発表の技法などについても学習する。 7.教授試問:担当症例または外来経験症例について教授試問を受け、合否を判定する 8.その他:研究室見学、勉強会等の機会を設け、より専門的な学習が可能である
授業の方法
チーム医療の中での病棟実習・ディスカッション、カンファ・回診でのプレゼン、外来診療見学、関節エコー見学、クルズス、テーマ学習発表会、教授試問 *一部講義がオンライン実習の形態となる場合には、セキュリティーのため、 *****のアカウントでZoomに参加してください 本授業科目で経験する医行為  学生全員:診療記録作成、診療計画の作成、医療面接、バイタルサイン測定、身体診察、手指消毒、清潔操作  一部の学生(機会があれば):高齢者の診察、静脈採血、皮膚消毒、尿検査、微生物学的検査、病原体検査の迅速検査、超音波検査、簡易血糖測定
成績評価方法
以下の項目を評価対象として、総合的に評価を行う。 ・対面実習、オンライン実習への出席、参加 ・チャートラウンドにおける症例プレゼンテーションの発表内容 ・課題学習の発表内容 ・診療チームとしてのディスカッションにおける理解度、積極性 ・教授試問 判定は「合格」、「不合格」の2段階で判定され、本実習が不合格の場合には再実習となります。
教科書
・リウマチ病学テキスト改訂第3版(日本リウマチ財団/日本リウマチ学会) ・三森明夫著:膠原病診療ノート (日本医事新報社) ・社団法人日本アレルギー学会 アレルギー総合ガイドライン2019(協和企画) ・上野征夫:リウマチ病診療ビジュアルテキスト(医学書院) ・三村俊英監修:むかしの頭で診ていませんか?膠原病診療をスッキリまとめました: リウマチ,アレルギーも載ってます(南江堂)
参考書
・Kelley and Firestein's Rheumatology 11th edition ・Dubois' Lupus erythematosus and related syndromes 9th edition
履修上の注意
コロナウイルスの院内感染対策について、教務・実習支援室からの指導事項の遵守をお願いします。当科の入院症例は免疫抑制状態で重症化リスクの高い状況の方が多いため、特に配慮が必要です。教務・実習支援室からの指導に従うことはもちろんですが、特に以下の内容に気を付けて実習に参加してください。オリエンテーション時に、感染リスク行動の有無について確認を行ったうえで、対面実習開始を許可します。感染対策、体調不良を事由とする欠席・休業は成績には影響しませんので、正直に申告をお願いします。 ・院内ではマスク着用し、病室への入退室の際は必ず手指消毒を行う。 ・患者診察時は、訪室時間が長時間にならないよう配慮する。 ・発熱、感冒症状等の体調不良時には、遠慮せず申し出てください。公休扱いとしますので、成績評価に影響することはありません(なお、公休期間が長くなる場合には、公正な評価の為に追加レポート提出を課す場合があります)。まずはクリクラ担当助教まで連絡し、対応を相談してください。 ・個人情報保護のため、診療録情報の持ち出し、プレゼンテーションを目的とした携帯/タブレット/PC端末の使用は不可としています。診療録情報は個人情報のため、管理に細心の注意としてください。 ・そのほか、一般的な留意事項 時間厳守。対面実習時は必ず名札を付け、適切な服装と清潔な白衣を着用。医療行為を行わない。守秘義務の遵守。 ・オンライン実習の注意 オンライン実習については、個人情報を扱わないように留意する。またURLを外部に広めることのないよう、セキュリティー対策に留意する(u-tokyo.ac.jpのアドレスでないとZoomに入室できません)。
その他
1.遅刻・欠席・体調不良時の連絡先: 原則として配属チーム主治医(助教)、または実習担当教員に連絡をする。 各週ごとの実習担当教員(担当助教)の連絡先については実習初日に周知される。 2.公用で実習欠席する場合 事前に実習責任者(土屋、*****)まで連絡し、対応を相談すること。 3.実習初日は入院棟A14北病棟カンファレンスルームに9時に集合としてください。