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最終更新日:2025年4月21日

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医療コミュニケーション学特論Ⅰ

医療コミュニケーション学
本講義の目的は、医療コミュニケーション(ヘルスコミュニケーション)の理論と実践を体系的に学習することにある。医療コミュニケーション学(ヘルスコミュニケーション学)とは、医療・公衆衛生分野を対象としたコミュニケーション学であり、保健医療専門職間、保健医療専門職と患者・市民間、患者・市民間等における健康や医療に関連した知識や情報などのコミュニケーションを対象とする。本講義では、保健医療・公衆衛生分野における専門職として効果的なコミュニケーションを実践するために必要な、(1)コミュニケーションの基本的な理論、(2)コミュニケーションの具体的な方略やスキル、(3)コミュニケーションの評価・分析方法等を取り扱う。本講義の受講によって、医療コミュニケーションを実践し、改善していくために必要な基礎的な知識を得ることができる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
41521721
GME-HN6721L2
医療コミュニケーション学特論Ⅰ
木内 貴弘
S1
火曜3限、火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
医学系研究科
授業計画
4月8日3限 13:00-14:45 医療(ヘルス)コミュニケーション学概論 木内貴弘 4月8日4限 14:55-16:40 ヘルスコミュニケーションの研究 奥原剛 4月15日3限 13:00-14:45 よりよい患者・医療者間コミュニケーションに向けて①患者の語りによるコミュニケーション教育 香川由美(岩手医科大学) 4月15日4限 14:55-16:40 よりよい患者・医療者間コミュニケーションに向けて②実証研究に基づくコミュニケーションの改善 石川ひろの(帝京大学) 4月22日3限 13:00-14:45 リスクコミュニケーション&コミュニティエンゲージメント:理論から実践へ 加藤美生(国立健康危機管理研究機構) 4月22日4限 14:55-16:40 組織のコミュニケーション コーチング・カウンセリング・メンターリング 榊原圭子(東洋大学) 5月13日3限 13:00-14:45 メディアコミュニケーションを理解する①新聞 本田麻由美(読売新聞) 5月13日4限 14:55-16:40 よりよい患者・医療者間コミュニケーションに向けて③外国人患者とのコミュニケーション 大野直子(順天堂大学) 5月20日3限 13:00-14:45 行動変容のためのヘルスコミュニケーション 奥原剛 5月20日4限 14:55-16:40 ビジュアルコミュニケーション 臨床におけるビジュアルツールの役割と影響 原木万紀子(Tallinn University) 5月27日3限 13:00-14:45 メディアコミュニケーションを理解する②インターネット 中山和弘(聖路加国際大学) 5月27日4限 14:55-16:40 メディアコミュニケーションを理解する③テレビ 藤本洋平(NHK) 6月3日3限 13:00-14:45 ソーシャルマーケティングによる価値創造:理論と実践 瓜生原葉子(同志社大学) 6月3日4限 14:55-16:40 まとめ: グループ討論と総合討論 木内貴弘、奥原剛、岡田宏子
授業の方法
各回1テーマの講義を原則とするが、ワークを行うことがある。
成績評価方法
●講義への出席(50%)、レポート課題の評価(50%)による。 ●レポート課題 注意!AIに書かせたレポートはひと目で分かります。AIを使用せず自分で書くこと。 ■以下の2種類のレポートを、1つのWordファイルにまとめ、ファイル名及び各レポートの本文冒頭に「学籍番号 氏名」を明記して、提出してください。 ◆レポート1:A4 1‐2ページ A:講義で取り上げた内容 B:これまでの自分の職業経験または人生経験 AとBの両方をふまえ、ヘルスコミュニケーションについて関心をもったトピックを1つ選び、新たに学んだ点、その重要性、疑問、課題、展望など、具体的に論じ、考察する。 ◆レポート2:A4 1‐2ページ 講義内容に関連するヘルスコミュニケーション学分野の英文論文を1本選び、 (1)論文の書誌情報 (2)論文の内容を簡単に紹介し、評価、批判的に検討した上で、 (3)この論文に基づき、あなたなら、 ・ヘルスコミュニケーションの実践にどのように役立てるか または、 ・どのような次の研究を計画するか について、これまでの自分の職業経験または人生経験をふまえて書く。 ■提出期限 2025/06/8(日) 23:59まで ■提出方法 UTOL (UTokyo LMS)の課題欄へアップロードしてください。
教科書
石川ひろの 著. 保健医療専門職のためのヘルスコミュニケーション学入門. 大修館書店. 2020
参考書
・奥原剛 著. 実践 行動変容のためのヘルスコミュニケーション. 大修館書店. 2021 ・Athena du Pre. Communicating About Health: Current Issues and Perspectives. 5th ed. Oxford University Press. 2016 ・Philip Kotler, Nancy R. Lee. Social Marketing: Influencing Behaviors for Good. Saga Publications 2019.
履修上の注意
医療コミュニケーション学演習の前に受講することが望ましい。健康社会学、健康教育学等と関連する。 予習、復習に、教科書、参考書、配布資料を活用してください。
その他
医学部教育研究棟13階のSPH講義室で集合対面型で実施します。