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最終更新日:2024年10月18日

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医療情報システム学

医療情報システム学/ Healthcare Informatics
現在の医療が抱える課題をITによる解決していくにはどうしたらよいかについて理解し、臨床的なエビデンスや医療変革のための知見を得るための基盤情報システムとしての電子カルテやレセプトなどの医療情報データベースの意義と課題を理解する。また医療情報がどのように医療サービスシステムの中で管理・活用されるべきかについて議論する。こうしたことを通じて現在の医療システムの変革につなげる方策と制度との関連性を学ぶ。また医療データを扱う上で避けて通れないデータのコーディングと標準化の重要性、暗号化を含むセキュリティー技術についても理解する。さらに人工知能技術(AI)とりわけ機械学習と深層学習についてその基本的な手法と医療データへの適用に関する展望と課題を学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
41418312
GME-PH6312L2
医療情報システム学
大江 和彦
S1
金曜3限、金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
医学系研究科
授業計画
4月19日(初回)に全体の授業計画を説明する。全体は12コマからなる.各回のテーマを入れ替えることがあり、下記のテーマ順序はおおよその例示である。調整中のため各回内容の入れ替えがありうる。 1) 4月19日 3・4限 医療IT化・DXの動向と概要・医療情報の標準化(大江教授) 2) 4月26日 3限 データベース技術とデータの二次利用(大江教授)       4限 医療における高度情報処理ーAI(河添特任准教授) 3) 5月10日 3限 医療における高度情報処理ー意味処理(今井准教授)       4限 インターネット技術とセキュリティー管理(井田講師)     4) 5月17日 3限 個人情報保護と匿名化、電子署名と暗号化(大江教授)       4限 医療情報の安全管理ガイドライン(横田講師) 5) 5月24日 3・4限 モバイルIT医療とそのインパクト(脇准教授) 6) 5月31日 3・4限 地域医療ネットワーク/試験
授業の方法
医療サービスやそれに関わる医療IT政策、地域医療におけるフィールド実証実験に関するテーマを順にとりあげ、それぞれにおいて医療情報システム、データベース、情報通信技術(IT)、法令や制度がどのように関わり、課題と関連しているかについて講義し、議論する。 大江教授の担当する講義の資料は以下から前日または当日にダウンロードしてください。 他の教員の資料サイトは個別に指示します。 https://www.m.u-tokyo.ac.jp/**********
成績評価方法
出席率30%、試験点数70%の比重で総合的に判定する。
教科書
以下の参考書を参照のこと。講義で必ず使う教科書はない。
参考書
・医療情報 情報処理技術編(篠原出版新社) ・医療情報 医療情報システム編(篠原出版新社) ・厚生労働省健康・医療・介護情報利活用検討会の各資料    https://www.mhlw.go.jp/***** https://www.mhlw.go.jp/***** ・HL7 FHIR: 新しい医療情報標準(丸善出版)
履修上の注意
初回は上記の授業計画を参照のこと。 保健医療経済学:医療経済学的観点で医療情報システムを理解する上で関連性を有する。 公共健康情報学:健康をとりまく種々の公共情報的側面を知るうえで、関連性が強く、同時に受講することが望ましい。 臨床疫学:医療情報システムから収集される大規模データの解析の実例や手法を学ぶ上で関連が深い。
その他
最終回の試験は、以下の要領で実施する。 パソコン持ち込み可。講義資料のコンピュータ参照や紙媒体での参照可。ネット検索やAI機能の利用も構いませんが、講義室内外の他の人とのチャット、メール、メッセージなどのやりとりは禁止。