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最終更新日:2024年3月15日

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全学体験ゼミナール (東大の別荘「癒しの森」で心も体もリフレッシュA gateway to self-care in a stressful society: on the campuses and a university forest (iyashinomori))

東大の別荘「癒しの森」で心も体もリフレッシュ A gateway to self-care in a stressful society: on the campuses and a university forest (iyashinomori)
【注意】この授業は開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開される見込みが高いので留意すること。
 
 現代社会において、職場等におけるストレス対策は極めて重大な課題となっている。厚生労働省によれば、強いストレスを感じている労働者は6割にのぼる。メンタルヘルスに不調をきたし休職や離職を余儀なくされる例、新卒就業者が早期に離職する例が多く報告されている。このようなストレス問題は労働者に限ったものではなく、キャンパス内においても無視はできない。東京大学においても、多くの学生が日常的に不安や悩みを抱えており、メンタルヘルスに問題を抱える学生が少なくないことが報告されている。
 このような問題を克服するには、ストレスを生みにくい社会づくりを目指すと同時に、個人のストレス対処能力を高めることも重要である。個人がストレスに対処する上で必要とされる能力として、自らの異変に早く気付けること、そしてそれへの自分なりの解決方法を実行できること、が指摘されている。このような自己対処をセルフケアというが、これはキャンパスライフをより豊かに送るために、また卒業後の人生においても重要な能力となる。
 本講義は、各人のセルフケアの能力向上の支援することを目的に、メンタルヘルスに関わる基礎的知識・応用事例について講義し、体験を通じて身近な環境を活用したセルフケアの可能性を学ぶことを目標とする。
 本講義は、大学院農学生命科学研究科附属演習林富士癒しの森研究所(山梨県山中湖村)が中心となって企画する科目である。富士癒しの森研究所は、2011年より「癒し」を軸に森林環境を社会に活かす実践的研究として「癒しの森プロジェクト」に取り組んできた。2021年度からは、「続・癒しの森プロジェクト」として学内での連携強化を掲げており、本講義はその一環として、医学部附属病院および生産技術研究所の教員の協力を得て講義を構成する。
 富士癒しの森研究所を拠点とした現地講義は2泊3日を予定しているが、新型コロナウイルス感染予防対策のため、1日のみとする場合もある。研究所内に立地する東京大学山中寮内藤セミナーハウスは、東京大学の構成員は誰もが利用することができる。本講義を通じて、自然環境や東京大学の施設をフルに活用したセルフケアの可能性を体験していただきたい。

※受講可能人数:野外実習での安全管理のため40名までとする。受講希望者がこれを上回る場合は抽選を行う。
※ガイダンス:6月9日に行う。
※駒場キャンパスにおける事前講義:9月11日(月)に2コマ実施する。具体的な時間、講義室は受講者に直接連絡する。
※現地講義開講期間:9月12日(火)に東京での現地講義を実施したのち、富士癒しの森研究所(山中寮)に移動する。9月13日(水)の終日、富士癒しの森研究所での現地講義を行う。9月14日(木)に東京に移動し、東京での現地講義を行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
40204
CAS-TC1300Z1
全学体験ゼミナール (東大の別荘「癒しの森」で心も体もリフレッシュA gateway to self-care in a stressful society: on the campuses and a university forest (iyashinomori))
齋藤 暖生
S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
駒場の事前講義では、第1回講義(6/9、ガイダンス)で富士癒しの森研究所が取り組んできた「癒しの森プロジェクト」および現代社会の健康管理における自然環境の活用可能性について概説する。第2回講義(9/11)でキャンパスや卒業後の職場でのストレスリスク、問題の発生状況、東京大学で行われているストレスマネジメント支援について解説する。第3回講義(9/11)でストレスによる変調をセルフケアするための基礎知識、および周辺環境を活用するアイデアについて解説する。現地講義では、大学キャンパスから身近な自然環境を訪れ、自身に起こる変化を体感するとともに、自分自身にとって最適な自然環境の過ごし方について検討する。また、山中湖畔にある富士癒しの森研究所および東京大学山中寮を訪れ、オフキャンパスの施設を拠点とした滞在を体験し、大学生活におけるセルフケアの可能性を広く検討する。 具体的な講義予定は以下の通り。 駒場キャンパスでの事前講義 6月9日(金)5限 講義1(ガイダンス兼ねる) 教室:駒場キャンパス(1号館164教室) 9月11日(月)3・4限 講義2・3 教室:駒場キャンパス(1号館164教室) 現地講義 9月12日(火)東京都内、富士癒しの森研究所移動 9月13日(水)富士癒しの森研究所 9月14日(木)移動、東京都内
授業の方法
第1回講義(ガイダンス時)に講義の概要を解説した上で、履修登録とは別途に受講意思を表明してもらう。受講志望者が定員を上回る場合は、抽選により受講者決定後に駒場キャンパスにおける2回の対面式集中講義(9/11)と、現地集中講義(9/12-14)を行う。
成績評価方法
出席(原則として全参加)および、現地講義終了後のレポートによって評価する。
履修上の注意
本講義は全て対面式で実施する。現地講義(集中)に関する詳細は、第1回講義(ガイダンス)および、受講者への直接連絡によって説明する。