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最終更新日:2026年10月16日

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木材物理学特論Ⅱ

木材物理学特論Ⅱ/ Advanced Wood Physics II
木材は古くから利用されてきた材料であり、その物理的性質、力学特性、乾燥特性、音響特性などに関しては、これまで国内外で膨大な研究が行われ、多くの知見が蓄積されてきた。特に日本は木材研究が非常に盛んな国であり、世界的に見ても質・量ともに豊富な研究成果、いわゆるレガシーデータが蓄積されている分野であると言える。

一方で、近年の機械学習、データサイエンス、生成系AIの急速な発展により、材料研究の進め方そのものが大きく変わりつつある。従来は実験と経験に大きく依存していた材料研究においても、データ駆動型研究、ケモメトリクス、機械学習による物性予測、画像解析による非破壊評価、さらには大規模言語モデル(LLM)を用いた文献調査・データ整理・プログラミング支援など、新しい研究手法が急速に導入され始めている。

本講義では、まず木材の物理的性質および非破壊検査に関する基礎的事項と、これまでどのような研究が行われ、どのような知見が蓄積されてきたのかを概観する。その上で、近年の研究手法として、プログラミング(主にPythonを想定)を用いた機械学習、ケモメトリクス、データ解析の基礎について解説し、木材物理学分野のデータを題材とした具体的な解析例を紹介する。

さらに、近年急速に発展している生成系AIおよび大規模言語モデル(LLM)を研究に活用する方法についても取り上げる。具体的には、文献検索、要約、研究アイデアの整理、プログラム作成支援、データ解析支援など、研究活動を大幅に効率化するための実践的な利用方法を紹介する。また、講師が作成した、木材学会用語集や木材乾燥に関する論文等をエンベッディングしたAIツールについても紹介し、専門分野に特化したAIの活用可能性について解説する。

本講義の目標は、木材の物理的性質および非破壊検査に関する基礎知識を理解するとともに、従来の木材物理学研究の流れを踏まえた上で、機械学習や生成系AIなどの新しい技術を研究にどのように取り入れていくかを理解し、今後の木材研究・材料研究の新しい進め方を考えられるようになることである。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3907159
GAG-BM6B06L2
木材物理学特論Ⅱ
非常勤講師
S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
農学生命科学研究科
授業計画
名古屋大学大学院生命農学研究科 稲垣哲也准教授による講義を行う。 8月31日(月)13:00~18:35、9月1日(火)9:30~17:40 (時間は変更の可能性あり) 【8月25日追記】 教室は農5号館104講義室 演習の準備について稲垣先生からの連絡があるのでUTOLをご覧ください。
授業の方法
講義形式とする。 【8月25日追記】 教室は農5号館104講義室 演習の準備について稲垣先生からの連絡があるのでUTOLをご覧ください。
成績評価方法
レポート50%、授業への参加状況(発表・発言など)50%により評価する。
履修上の注意
本講義ではプログラミング、データ解析、文献調査、文章作成、アイデア整理など、さまざまな場面で大規模言語モデル(LLM)や生成系AIを積極的に活用することを推奨する。近年、研究活動においてAIツールを適切に活用する能力は、分野を問わず重要なスキルとなりつつある。本講義を通じて、AIを単なる検索や翻訳の道具としてではなく、「研究を進めるためのパートナー」として活用する方法を身につけてほしい。また本講義では、データ解析や機械学習の簡単な演習を行う予定である。そのため、各自のPCにおいてPythonを実行できる環境を事前に準備しておくこと。環境としては、Anaconda等、Pythonが実行できるものであれば種類は問わない。プログラミング経験は必須ではないが、授業内でPythonを用いた簡単なデータ解析や機械学習の例を扱う予定である。Pythonのインストール方法や環境構築については、初回授業時に簡単に説明する。
その他
Aiを活用したアプローチで木材物理学、木質材料学に新たな風を吹かせている稲垣先生の授業です。研究にフォーカスしたAI活用について惜しみなく教えていただける予定です。修士、博士研究に役立つ情報が満載だと思いますのでぜひこの機会をのがさず受講してください。 (参考)稲垣先生の著書として「PythonとChatGPTを活用する スペクトル解析実践ガイド ケモメトリクスから機械学習まで」があります。