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最終更新日:2024年4月22日

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農業・資源経済学特別講義Ⅰ (Special Lectures in Agricultural and Resource EconomicsⅠ)

農林水産・食品分野の知的財産
農林水産物・食品の高付加価値化を図るためには、植物の新品種、技術開発の成果、デザイン(意匠)、ネーミング(商標)、現場の技術やノウハウ、地域ブランドや食文化といった知的財産を戦略的に生み出し、それを経済的価値につなげるとともに、模倣品・海賊版からこれらを守ることが重要である。本講義では、農林水産・食品分野の知的財産を中心に国際的な動向を踏まえながら、その創出・保護・活用に向けた取組みや対策などを解説し、理解を深めることを目的とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3905529
GAG-AE6E01L2
農業・資源経済学特別講義Ⅰ (Special Lectures in Agricultural and Resource EconomicsⅠ)
非常勤講師
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学生命科学研究科
授業計画
授業の主な内容は以下のとおり。 ① 農水知財の保護の必要性・重要性  (なぜ知的財産が重要なのか、知的財産を理解するポイント) ② 農林水産・食品分野における知的財産保護対策  (知的財産制度の成り立ちと基本原則、概観) ③ 国際的な農業知財の動向  (知的財産に関わる条約の歴史的背景とその動向:パリ条約、ベルヌ条約、TRIPS協定、UPOV条約、WIPO) ④ 植物新品種の保護制度  (種苗法の概観、種苗をめぐる情勢、UPOV条約、海外での育成者権の保護) ⑤ 地理的表示(GI)保護制度  (GI法の概観とその効果、GI法における申請・審査、登録産品の活用状況) ⑥ 特許制度  (農業分野における特許・実用新案制度の概要と活用) ⑦ 商標制度  (農業分野における商標制度・地域団体商標制度の活用) ⑧ 著作権制度  (著作権制度、AIと著作権に関する議論) ⑨ 農業分野における技術・ノウハウ等の保護、家畜遺伝資源の保護  (不正競争防止法の営業秘密・限定提供データ、和牛2法) ⑩ センター視察(品種の開発、増殖に関する種苗会社の業務)  ※受講生の希望に応じて実施: 7月4日予定
授業の方法
講義を行ったうえで、質疑応答・ディスカッションを行う。
成績評価方法
授業でのパフォーマンス及びレポートに基づいて成績評価を行う。 -知財の活用により日本の農業・食品産業をどう変えることができるか-
教科書
講義資料を毎回配布する。また、予習・復習用の参考書として、「次世代の人たちに読んで欲しい 農業分野の知的財産保護・活用のためのテキスト」(https://pvp-conso.org/*****)の活用を推奨。
参考書
講義資料を毎回配布する。また、予習・復習用の参考書として、「次世代の人たちに読んで欲しい 農業分野の知的財産保護・活用のためのテキスト」(https://pvp-conso.org/*****)の活用を推奨。
履修上の注意
【準備学習等】予習・復習用の参考書として、「次世代の人たちに読んで欲しい 農業分野の知的財産保護・活用のためのテキスト」(https://pvp-conso.org/*****)の活用を推奨。
その他
説明(medium of instruction):J 、資料(course materials):J 2024年度シラバス作成教員:小嶋大造