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最終更新日:2024年4月22日

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海洋生物資源利用論

海洋生物資源利用論
本講義の目的は、水産や海洋の分野で国家公務員や国際機関職員などを目指す学生が知っておくべき知識と考え方を中心に、海洋生物資源をめぐる現状について学習することである。人類は海洋生態系がもつ様々な機能を多面的に利用している。こうした利用の過程で、利用者間の利害の対立・共有が生まれ、その利害関係は、国家間、異文化間、民族間、また異なる時代・世代の間にも生ずる。海洋利用の歴史はそうした利害の対立と調整の歴史であった。本講義では、こうした利害対立の発生と調整の現状などをまなび、海洋の持続的・効率的・多面的利用の在り方について考える。取り扱う題材としては、水産分野におけるマリンバイオセキュリティー、水産物貿易の現状とWTOにおける交渉課題、マグロなどを扱う国際機関における国際的な資源配分問題、捕鯨問題、環境保全をめぐる先進国と途上国の対立構造、日本における水産改革をめぐる論争などを含む。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3904138
GAG-AQ6C06L1
海洋生物資源利用論
良永 知義
A1
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学生命科学研究科
授業計画
2020年はA1タームにおける3日間の集中講義とする。 1日目:11日9日。10:00-17:00 (途中昼休みあり). 担当八木信行。水産政策論及び水産経済学の概論。農水省(水産庁)の業務内容や、採用試験の動向などにも触れる予定。 2日目:11日10日。10:00-17:00 (途中昼休みあり). 担当唐川奈々絵。水産白書の紹介、水産養殖 ・漁場環境(栄養塩、赤潮)などを議論。引き続き農水省(水産庁)の業務内容などにも触れる予定。2日目:11日10日。10:00-17:00 (途中昼休みあり). 担当唐3日目:11日11日。10:00-17:00 (途中昼休みあり). 担当良永知義。マリンバイオセキュリティーの基礎、魚病(防疫)などを議論。
授業の方法
基本的に講義形式で授業を行うが、討論時間も設け、教員と学生、また学生間の討論も慫慂する。
成績評価方法
毎回の講義終了時に実施する課題への対応(作文)を採点し、この合計および出席点をもって成績評価を行う。また、討論で貢献を行った学生には出席点に加算がなされる場合がある。
教科書
指定なし
参考書
八木信行編「水産改革と魚食の未来」 恒星社厚生閣(2020)
履修上の注意
文系・理系双方の学生の受講が可能で,特定の分野で基礎知識がない場合も理解が出来る内容の講義となっている。
その他
担当教員:良永知義教授(水圏)、八木信行教授(国際)、唐川奈々絵(水圏) また、本科目は、東京大学研究科横断型教育プログラム「海洋学際教育プロクラム」の選択必修科目になっている。