学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日
授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
海洋生物資源利用論
海洋生物資源利用論
本講義の目的は、水産や海洋の分野で国家公務員や国際機関職員などを目指す学生が知っておくべき知識と考え方を中心に、海洋生物資源をめぐる現状について学習することである。人類は海洋生態系がもつ様々な機能を多面的に利用している。こうした利用の過程で、利用者間の利害の対立・共有が生まれ、その利害関係は、国家間、異文化間、民族間、また異なる時代・世代の間にも生ずる。海洋利用の歴史はそうした利害の対立と調整の歴史であった。本講義では、こうした利害対立の発生と調整の現状などをまなび、海洋の持続的・効率的・多面的利用の在り方について考える。取り扱う題材としては、水産分野におけるマリンバイオセキュリティー、水産物貿易の現状とWTOにおける交渉課題、マグロなどを扱う国際機関における国際的な資源配分問題、捕鯨問題、環境保全をめぐる先進国と途上国の対立構造、日本における水産改革をめぐる論争などを含む。
MIMA Search