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最終更新日:2024年10月18日
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高齢社会通論1
わが国では、団塊世代の高齢化と出生率の低下により、今から8年後の2030 年には65 歳以上の高齢者が人口の約 1/3 を占め、75 歳以上の「後期高齢者」も倍増して人口の約 1/5 を占める超高齢社会が到来する。また、韓国、シンガポールも、日本にやや遅れて2040 年には高齢者人口が1/3 を超え、中国でも2060 年には高齢者人口が約1/3 に達することが予測されている。こうした急激な人口構成の変化に対応し、医療、介護、社会保障、居住環境、社会的インフラ、就業形態をはじめとした社会システムを組み替える必要性が目前に迫っている。この社会全体の変化を見通し、超高齢社会にむけて社会システムをリ・デザインする取り組みを直ちに開始し、若い人、現役世代、高齢者の誰もが、人間としての尊厳と生きる喜びを享受しながら快活に生きて行ける、活力ある超高齢社会の実現に向けて挑戦していかなければならない。
本講義シリーズではこれらの課題に対して、主として高齢者の体と心について、国内のトップ講師からの講義を受け、老いとつき合うとはどういうことであるのか、その基礎を分野横断的に学ぶことが狙いである。本講義を通じて、高齢者の健康寿命を延ばし、経済活動・地域活動への参加を促すことによって高齢者が快活に暮らし、社会の支え手となって活躍する活力ある超高齢社会について考えていく。
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