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最終更新日:2024年3月15日

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原子炉物理学

原子炉理論の中核である原子炉の静特性と動特性について理解し、原子炉の核的挙動の描像を頭に描ける能力を養うことを目的とする。JCOで問題となった「臨界」の概念をはじめ反応度や実効増倍率、原子炉の発熱分布を求める基礎となる中性子拡散方程式、原子炉出力の時間変化、反応度フィードバックと固有の安全性などについて学ぶ。 
本講義は原子炉の設計や安全性を理解する基礎として必須である。「臨界」の概念など原子炉物理の基本は核燃料サイクル関係でも必須である。原子炉主任技術者筆記試験の該当科目に合格できる能力を養えることを最低の目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3794-004
GEN-NP5m11L1
原子炉物理学
岡本 孝司
S1 S2
水曜、木曜
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
1) 原子核物理、中性子と物質の相互作用 2) 中性子断面積 3) 核分裂現象 4) 核分裂連鎖反応と臨界の概念 5) 原子炉の構成 6) 中性子の拡散、フィックの法則 7) 中性子の拡散方程式と境界条件、一群拡散方程式 8) 非増倍系での中性子拡散 9) 原子炉の一群拡散理論 10)時間依存の原子炉拡散方程式 11)反射体付原子炉 12)原子炉の臨界計算 13)多群拡散理論、修正1群理論 14)原子炉動特性 15)一点炉動特性方程式の解法、近似解 16)反応度フィードバック 17)原子炉の制御 18)原子炉伝達関数 19)Xe空間振動
成績評価方法
試験により行う。
履修上の注意
実践力をつける
その他
前提となる知識と項目:微分方程式(1階と2階の線形常微分方程式、ラプラス方程式の解法)ラプラス変換、フーリエ変換 応用先_分野と項目:原子炉工学
実務経験と授業科目の関連性
・原子炉技術者に必要とされる知識・技術・教養の修得 ・核燃料技術者に必要とされる知識・技術・教養の修得 ・行政技術者に必要とされる知識・技術・教養の修得