4月10日に開講し、講義の概要の説明およびオリエンテーションを行う。
最終回の7月10日は、グループワークによる最終課題の講評会を行う。
現時点での講義予定を以下に示す。
(最終確定版に関しては初回講義時にアナウンスする)
4/10 本講義の概要
4/17 ウェブの技術の基礎とAPIの利用
4/24 ChatGPTとその利用可能性
5/1 サービスアイデアの創発
5/8 Webサービスのプロダクトデザイン 1 / 2
5/22 Webサービスのプロダクトデザイン 2 / 2
5/29 グループワーク
6/5 スタートアップの法務・ 財務
6/12 スタートアップのマーケティング
6/19 スタートアップのケース紹介(1)
6/26 グループワーク
7/3 スタートアップのケース紹介(2)
7/10 最終発表
・プロトタイピングのためのプログラミング
Software is eating the worldともいわれるように、いまソフトウェアはありとあらゆる分野で必要になっており、それを開発する技術であるプログラミングの重要性の高まりはいうまでもない。
本講義では特に近年注目度が高まっている「ノーコード」の潮流を踏まえ、Aノーコードサービスを活用したプロトタイピングとそのためのAPIやクローリングを通したデータ収集に焦点を当て、高速に価値検証を行うことを目的とした技術について学ぶ。
・プロトタイピングのためのUI/UXデザイン
UX (ユーザエクスペリエンス) とは Web サービスを利用したときに顧客が感じる体験のことであり、素晴らしい Web サービスは UX がよくデザインされている。プロダクトの設計やビジネスモデルにも密接に関わる要素であり、方法論やツールも確立され始めている。本講義では限られた時間ではあるが、Webサービスとビジネスを考える上での UI/UX デザインを概観する。
・ウェブにおけるプロダクトマーケティング
良いものを作れば口コミで広まるといった時代は終わり、ウェブサービスを広げるためにはマーケティングが必須である。
ウェブにおけるマーケティングはプロダクト開発と密接な関係があり、広告の知識だけではなく、ツールの活用、データ分析など多岐にわたる知識とスキルが必要になり、それは日々変化している。本講義では実務者の方から個々数年の変化、現在のトレンド、そしてこれからの展望について学ぶ。
・データ分析と意思決定
Webサービスの運用においてはデータ分析が非常に重要な意味を持つ。大規模なログデータから必要な情報を抽出し、意思決定に活用することはWebサービスに関わる人間にとってはエンジニア・マーケター問わず必須のスキルとなっている。本講義ではWebサービスの現場でのデータ分析の活用がどのように行われているのかを学び、演習を通してデータ分析の基礎を身につけることを目指す。
・スタートアップの法務と財務
スタートアップを取り巻く環境は近年急速に改善しており、様々な情報に容易にアクセスできるようになった。一方で不正確な情報が蔓延しているのも事実である。本講義では専門家から現代のスタートアップを取り巻く法務、財務環境に関して重要だと考えられる点を学ぶ。