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最終更新日:2024年4月22日

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Web工学とビジネスモデル

本講義ではウェブにおけるプロダクト開発の基礎的な知識とそれを取りまくビジネスモデルについて学ぶ。実際に現場で成果を出しているゲスト講師の方々による講演と、グループ課題としてのプロダクト開発を通して、現代のビジネス環境で自らプロダクトを開発しビジネスを立ち上げることが出来る知識と実践力を身につけることを目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3792-127
GEN-TM6m22L1
Web工学とビジネスモデル
松尾 豊
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
4月5日に開講し、講義の概要の説明およびオリエンテーションを行う。 最終回の7月12日は、グループワークによる最終課題の講評会を行う。 現時点での講義予定を以下に示す。 (最終確定版に関しては初回講義時にアナウンスする) 4/5 本講義の概要 4/19 ウェブの技術の基礎とAPIの利用 4/26 ChatGPTとその利用可能性 5/10 NoCodeによるアプリケーションのプロトタイピング 5/17 サービスアイデアの創発 5/24 Webサービスのプロダクトデザイン 1/2 5/31 Webサービスのプロダクトデザイン 2/2 6/7 中間発表 6/14 スタートアップのマーケティング戦略 6/21 ウェブサービスにおける法務と財務 6/28 ゲスト調整中 7/5 ゲスト調整中 7/12 最終発表 ・プロトタイピングのためのプログラミング Software is eating the worldともいわれるように、いまソフトウェアはありとあらゆる分野で必要になっており、それを開発する技術であるプログラミングの重要性の高まりはいうまでもない。 本講義では特に近年注目度が高まっている「ノーコード」の潮流を踏まえ、Aノーコードサービスを活用したプロトタイピングとそのためのAPIやクローリングを通したデータ収集に焦点を当て、高速に価値検証を行うことを目的とした技術について学ぶ。 ・リモートにおけるチーム開発 昨今の情勢の中でリモート環境でのチーム開発の重要性が高まっている。 本講義では最終課題でチームでのプロダクト開発を行うが、リモートでのチーム開発は経験者でも難しい。 そのため本講義では、経験者による講義や演習を通じて円滑にリモートでのチーム開発を進める方法についてもカバーすることを目指す。 ・プロトタイピングのためのUI/UXデザイン UX (ユーザエクスペリエンス) とは Web サービスを利用したときに顧客が感じる体験のことであり、素晴らしい Web サービスは UX がよくデザインされている。プロダクトの設計やビジネスモデルにも密接に関わる要素であり、方法論やツールも確立され始めている。本講義では限られた時間ではあるが、Webサービスとビジネスを考える上での UI/UX デザインを概観する。 ・ウェブにおけるプロダクトマーケティング 良いものを作れば口コミで広まるといった時代は終わり、ウェブサービスを広げるためにはマーケティングが必須である。 ウェブにおけるマーケティングはプロダクト開発と密接な関係があり、広告の知識だけではなく、ツールの活用、データ分析など多岐にわたる知識とスキルが必要になり、それは日々変化している。本講義では実務者の方から個々数年の変化、現在のトレンド、そしてこれからの展望について学ぶ。 ・データ分析と意思決定 Webサービスの運用においてはデータ分析が非常に重要な意味を持つ。大規模なログデータから必要な情報を抽出し、意思決定に活用することはWebサービスに関わる人間にとってはエンジニア・マーケター問わず必須のスキルとなっている。本講義ではWebサービスの現場でのデータ分析の活用がどのように行われているのかを学び、演習を通してデータ分析の基礎を身につけることを目指す。 ・スタートアップの法務と財務 スタートアップを取り巻く環境は近年急速に改善しており、様々な情報に容易にアクセスできるようになった。一方で不正確な情報が蔓延しているのも事実である。本講義では専門家から現代のスタートアップを取り巻く法務、財務環境に関して重要だと考えられる点を学ぶ。
授業の方法
受講希望者は、松尾研究室HP(http://weblab.t.u-tokyo.ac.jp/*****)に掲載した「Web工学とビジネスモデル」の事前連絡を確認し、授業に備えること。 第一回の授業に出席しておらず本講義の受講を希望する学生は、講義用Slack(登録必須)の招待メールをお送りするので、<*****>まで必ずご連絡ください。 また、講義でStrapというシステムを使用します。メールで個別にIDを送付しますので、まだ講義に出席していない学生は<*****>まで必ずご連絡ください。
成績評価方法
出席および最終課題(デモ,プレゼンテーション,コミット状況)で評価する
履修上の注意
実践力をつける
その他
前提となる知識と項目:・Webブラウザ(Google Chrome)が利用できるノートPCを持参すること。 ・週に数時間以上,宿題として最終プロジェクトに取り組む時間を確保できること。 ・Webサービスとビジネスに関する強い興味・関心。