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最終更新日:2024年3月15日

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Web工学とビジネスモデル

スマートフォンやタブレットなどのインターネットに繋がった端末の普及によって、多くの人がWebを通してサービスを享受するようになっている。Webにおけるものづくり・ビジネスはそれ以前のものとは大きく異なり、その方法論についても急速に整備されてきている。本講義では実際にWebの分野で成果を出している方々による講演と実践的な課題を通して、現代のWebにおいて自らプロダクトを開発しビジネスを立ち上げることが出来る知識と実践力を身につけることを目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3792-127
GEN-TM6m22L1
Web工学とビジネスモデル
松尾 豊
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
4月10日(水)に開講し、講義の概要の説明およびオリエンテーションを行う。 最終回の7月10日は、グループワークによる最終課題の講評会を行う。 本講義ではWebビジネスに関わる様々な構成要素を学ぶ。扱う内容について以下に簡単に紹介する。 ・Webコンテンツビジネスの概要とこれからの展望 ここ数年Youtuber, Instagrammerなどインフルエンサーと呼ばれる人々が急速に注目されてきている。彼らはなにをしているのか、彼らの登場はWebにおけるビジネスをどう変えるのか、第一線で活躍する方々のお話を伺い、実際に演習を通してこれからの展望を考える。 ・リーンスタートアップ Webにおけるビジネスはスタートアップと密接に結びついており、その中での方法論としてリーンスタートアップが定着している。リーンスタートアップを中心に近年議論されているスタートアップ領域での方法論について議論する。 ・WebサービスのUXデザイン Webサービスの構築においてUX (ユーザエクスペリエンス) デザインは切り離すことの出来ない要素である。プロダクトの設計やビジネスモデルにも密接に関わっており、方法論やツールも存在している。本講義では限られた時間ではあるが、Webサービスとビジネスを考える上での概観を捉えることを目指す。 ・サービス開発とプロトタイピング クラウド関連技術の発展とともに、Web サービスの開発手法や環境は近年急速に進展している。特に高速な価値検証が求められる現代のビジネス環境では、これらを活用したプロトタイピングが重要な役割を担っている。本講義では、クラウドサービスを活用した Web サービスのプロトタイプ構築方法について演習を通して学ぶ。 ・データ分析と意思決定 Webサービスの運用においてはデータ分析が非常に重要な意味を持つ。大規模なログデータから必要な情報を抽出し、意思決定に活用することはWebサービスに関わる人間にとってはエンジニア・マーケター問わず必須のスキルとなっている。本講義ではWebサービスの現場でのデータ分析の活用がどのように行われているのかを学び、演習を通してデータ分析の基礎を身につけることを目指す。 ・Webサービスのマーケティング概論 Webビジネスが新しくなくなった現代において、マーケティング戦略はWebサービスの成長に大きな影響を与える。プロダクト開発やデザインとも大きく関わり、データ分析も活用されているなど、各種要素を理解した上で取り組まなくてはならない複雑な課題である。本講義では現代のWebサービスのマーケティングの概要を実際の事例を通して学ぶ。 ・スタートアップの法務と財務 スタートアップを取り巻く環境は近年急速に改善しており、様々な情報に容易にアクセスできるようになった。一方で不正確な情報が蔓延しているのも事実である。本講義では専門家から現代のスタートアップを取り巻く法務、財務環境に関して重要だと考えられる点を学ぶ。
授業の方法
受講希望者は、松尾研究室HP(http://weblab.t.u-tokyo.ac.jp/education/webeng/)に掲載した「Web工学とビジネスモデル」の事前連絡を確認し、授業に備えること。
成績評価方法
出席および最終課題(デモ,プレゼンテーション,コミット状況)で評価する
その他
前提となる知識と項目:・Webブラウザ(Google Chrome)が利用できるノートPCを持参すること。 ・週に数時間以上,宿題として最終プロジェクトに取り組む時間を確保できること。 ・Webサービスとビジネスに関する強い興味・関心