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最終更新日:2026年8月26日

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イノベーションと知的財産

イノベーションと知的財産 〜ビジネスモデルと知財マネジメント〜
次世代の産業生態系に向けた大潮流は、次の 4 点からとらえることができる。
SX 「サステナブル・トランスフォーメーション:持続可能な経済社会へ」
 ⇒ この目標を達成するために、次のEXとDXという転換が動く
EX 「エコノミー・トランスフォーメーション:線形経済(LE)から循環経済(CE)への転換・移行」
 ⇒ このEXを支援するのがDX
DX 「デジタル・トランスフォーメーション:A基盤からD基盤への転換によるDE(デジタルエコノミー) 化」
 ⇒ EXとDXに伴い、AIの進展を軸に、ビジネスでは次の二つの変容と多様化が進展する
CX 「コンセプト・トランスフォーメーション:モノの見方・考え方の変容と多様化」
BX 「ビジネスモデル・トランスフォーメーション:ビジネスモデルの変容と多様化」
 これらの産業動向は、一部に逆風があるものの、基調としては加速しつつある。当然、イノベーションへの期待は極めて大きいが、そのターゲットは従来と異なってきていることは言うまでもない。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3792-118
GEN-TM6o60L1
イノベーションと知的財産
妹尾 堅一郎
A1 A2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
本科目では、次の 3 つのレイヤーで技術経営戦略を学ぶことを目的とする。  第1.マクロレベル:産業生態系(パラダイム)の転換、特に「循環経済(CE」を俯瞰的に理解する。本論の特徴は、CEを「廃棄物問題・環境問題への対処」という従来の3R 的観点(ゴミメガネ)からだけではなく、「資源枯渇・資源制約への対処」、つまりビジネス・産業観点(ビジネスメガネ)からの「資源調達」問題対処として検討を行うことにある。これについては、基本的に、学習動画集(後述)の視聴で学ぶ。 第2.ミドルレベル:イノベーションの基本を学ぶ。本論の特徴は、イノベーションを「インベンション(発明)や「インプルーブメント(改善改良)」と区別し、 「新規価値の創出・普及・定着」「ドミナントモデルの転換」「新規カテゴリーの創出」等、ビジネス・産業観点から検討を行うことにある。イノベーションにおける「技術の社会実装」とは、「技術の商品実装」「商品の事業実装」「事業の社会実装」の三段階があることや、イノベーションには技術の研究開発(T-Rand)だけではなく、ビジネスの研究開発(B-Rand)が必須であることを強調する。  第3.ミクロレベル:イノベーションを成立させるビジネスモデルと知財・標準マネジメントの基礎を学ぶ。本論の特徴は、知財・標準マネジメントとは、単に知財権取得活動ではなく、「知」を企業の事業資源として扱う一種の「インテリジェンス」を駆使する活動であることを強調する。すなわち財・標準マネジメントは、それ自体が“目的”ではなく、イノベーションやビジネスモデルを成り立たせる “手段”である。「知という資源」を、権利化、秘匿化、公知化、標準等の形態へ展開し、どう組合わせることがイノベーションやビジネスに資するかを検討することが重要である(例えば、知財マネジメントは「参入障壁」のみならず、「参入促進」の役割もあること)等を強調する。また、ビジネスの実践においては、「トップガンテクノロジー」だけでなく、「コモンテクノロジー」等、皆が共有している技術や技能等の重要性も見逃せないことを指摘する。 これらに関して、基礎学習(一般的モデル群や基礎概念群の習得)を行うと共に、技術経営に関する具体的考察と顧客価値起点のビジネスモデルのデザインができるような「素地を培う」ことを目的とする。その上で、最終的には、CEにおけるイノベーションとそれを支える知財・標準マネジメントの問題・課題等を理解できるようにする。
授業の方法
【授業方法】 ・大多数の受講生が理工系出身者であることから、まずビジネスの基本概念等を一つ一つ学ぶこととします。 ・基礎的概念群の修得に焦点を当て、多少のグループワークを含みつつ、基本的にはインタラクティブな講義形式の授業を中心とします。 ・学習動画集や参考文献を豊富に用意するので、視聴/熟読を通じて予習・復習を充実させてください。 ・事例紹介者として外部研究教育機関(NPO法人産学連携推進機構)の研究員等の協力を得る予定です。
成績評価方法
【成績評価方法】下記の項目の総合点によって最終評価とする予定です。 1. 出席点 30%(毎回の課題/出席メモを提出、水準以上の成績の場合のみ出席と認定) 2. 授業貢献ボーナス点 20%(クラスでの発言・議論への積極的参画等の貢献を評価)。 3. 課題レポートもしくは期末試験 50% ☆全回出席を前提として授業を進めます。そのつもりで受講してください。 ☆欠席は原則として認めません。学会参加や病気など、やむを得ない事情がある場合は速やかに届け出てください。これらの特例を含み3回以上の欠席は原則として単位取得になりませんので注意してください。
履修上の注意
【受講生に対するメッセージ】 ・授業の基本コンセプトは「互学互修」。担当教員は、受講生に「自ら気づき・学び・考える」こと、またクラス内 で受講生同士、受講生と教員との間で「学び合う、教え合う」ことを前提にします。単に、受身で「教えてもらう」 態度で知識習得のみを望む「モノ知り志向」の人には向かない授業です。逆に、「自ら考え・自ら行動したい」 人が、その起点・基盤となる実力を培うことに資する授業になるよう、教員とスタッフは努力します。