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最終更新日:2024年4月22日

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イノベーションと知的財産

次世代の産業生態系に向けた大潮流は、次の 4 点からとらえることができる。
SX 「サステナブル・トランスフォーメーション:持続可能な経済社会へ」
 ⇒ この目標を達成するために、次のEXとDXという転換が動く
EX 「エコノミー・トランスフォーメーション:線形経済(LE)から循環経済(CE)への転換・移行」
 ⇒ このEXを支援するのがDX
DX 「デジタル・トランスフォーメーション:A基盤からD基盤への転換とDE(デジタルエコノミー) 化」
 ⇒ EXとDXに伴い、ビジネスでは二つの変容と多様化が進展する
CX 「コンセプト・トランスフォーメーション:モノの見方・考え方の変容と多様化」
BX 「ビジネスモデル・トランスフォーメーション:ビジネスモデルの変容と多様化」
 これらの産業動向は、新型コロナ禍後の経済停滞を打ち破る原動力として加速しつつある。当然、イノベーションには拍車がかかる。ただし、そのイノベーションのターゲットは従来と異なるようになるはずだ。
 本科目では、上記の状況を踏まえ、下記の 3 つのレイヤーで技術経営戦略を学ぶことを目的とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3792-118
GEN-TM6o60L1
イノベーションと知的財産
妹尾 堅一郎
A1 A2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
本科目では、上記の状況を踏まえ、下記の 3 つのレイヤーで技術経営戦略を学ぶことを目的とする。  第一にマクロレベルで、産業生態系(パラダイム)の転換、特に今後の「循環経済(CE」を俯瞰的に理解する。本論の特徴は、CEを「廃棄物問題・環境問題への対処」という従来の3R 的観点からではなく、「資源枯渇・資源制約への対処」、すなわちビジネス・産業観点から「資源調達」問題への対処として検討を行うことにある。  第二にミドルレベルで、イノベーションの概要を学び、CEにおけるイノベーション・ターゲットを理解する。本論の特徴は、イノベーションを「インベンション(発明)や「インプルーブメント(改善改良)」と区別し、 「新規価値の創出・普及・定着」「ドミナントモデルの転換」「新規カテゴリーの創出」等、ビジネス・産業観点から検討を行うことにある。  第三にミクロレベルで、ビジネスモデルと知財・標準マネジメントの基礎を学ぶ。本論の特徴は、知財・標準マネジメント自体を目的ではなく、イノベーションやビジネスモデルを成り立たせるための手段として検討を行うことである。すなわち、いかに「知という資源」を権利(あるいは秘匿)や標準等の形態をとってビジネスに活用するか、という観点である。また、CEにおけるビジネスモデルや知財・標準の問題・課題等を理解する。 これらに関して、基礎学習(一般的モデル群や基礎概念群の習得)を行うと共に、その先の技術経営に関する具体的考察と顧客価値起点のビジネスのビジネスモデルのデザインができるような「素地を培う」ことを目的とする。
授業の方法
【受講生に対するメッセージ】 ・全回出席を前提として授業を進めるので、そのつもりで受講してください。 ・授業の基本コンセプトは「互学互修」。担当教員は、受講生に「自ら気づき・学び・考える」こと、またクラス内 で受講生同士、受講生と教員との間で「学び合う、教え合う」ことを前提にします。単に、受身で「教えてもらう」 態度で知識習得のみを望む「モノ知り志向」の人には向かない授業です。逆に、「自ら考え・自ら行動したい」 人が、その起点・基盤となる実力を培うことに資する授業になるよう、教員とスタッフは努力します。 【連絡先・オフィスアワー】教員は非常勤のため、授業に関する連絡・相談はまずTAにしてください。 TA:未定(9月中には決まる予定) 教員:妹尾堅一郎:*****
成績評価方法
【成績評価方法】下記の項目の加重平均によって最終評価とする予定です。 1. 出席点 40%(毎回の課題/出席メモを提出、水準以上の成績の場合のみ出席と認定) 2. 授業貢献 30%(クラスでの発言・議論への積極的参画等の貢献を評価)。 3. 課題レポート等提出物 30% (レポートを予定)もしくは期末試験 ☆全回出席が望ましい。欠席は原則として認めません(学会参加あるいは就職活動など、やむを得ない事情がある場合は、事前に届け出てください。病欠もすみやかに申し出ること。それらの特例を含み、3回以上の欠席は、原則として単位取得とならないので注意してください)。
履修上の注意
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