大学院
HOME 大学院 生体システム工学
過去(2020年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

生体システム工学

生体はシステムとなることでホメオスタシスを維持しており,非常に複雑精緻であるが機能的である。この生体システムに適合するもしくはそれを補完する新しい人工的システムの構築や、生体システムの特性や応答を研究・産業利用するためのデバイス・システムの設計と構築について,化学工学的基盤に基づいて講義を行う.具体的な例としては,再生医療を目的としたヒト組織・臓器相当物構築,薬物送達システムの開発,非侵襲的治療,薬効毒性試験法としての培養臓器モデル開発、などを応用例として取り上げる.
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3773-100
GEN-CS6f00L1
生体システム工学
酒井 康行
A1 A2
木曜1限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
上記の視点に立った上で,以下の項目について講義を行う. I. 再生医療・組織工学(Tissue engineering and regenerative medicine):   三要素と育成(細胞ソース,担体,増殖因子)およびバイオリアクター  確立されつつある組織・臓器各論(皮膚,血管,角膜上皮,心筋,膵島など)  大型かつ複雑な臓器構築の方法論と展望(肝臓,肺,腎臓など)  細胞の三次元化と酸素・栄養素の供給 II. 薬物送達システム(Drug Delivery System):薬物の効果増進、副作用低減、投与回数の低減等を図るDDSについて背景,現状,今後の展望等 III. 非侵襲治療:総論 外科手術:止血材と組織接着材,癒着防止材と創傷被覆材,塞栓療法とステント IV. 組織・臓器モデル(Cultured tissue models for cell-based assay):創薬や毒性評価のための生理学的培養モデル臓器の開発と利用について背景,現状,今後の展望等
成績評価方法
最終回に質疑を重視したレポート発表会を行う.出席は適宜加味する.
履修上の注意
視野を広げる
その他
前提となる知識と項目:教養課程終了程度の生物学・物理学・化学,学部レベルの化学工学や反応工学 応用先_分野と項目:バイオテクノロジー一般.特に再生医療、非侵襲的治療,ドラッグデリバリーシステム,創薬・化学物質の安全性評価