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最終更新日:2024年10月18日

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分子物理化学特論

本講義では、様々な化学現象を分子論に基づいて理解することを目的とする。特に、分子物理化学の基礎方程式を出発とした計算化学的手法について広く学ぶ。電子の運動を記述するシュレディンガー方程式、原子核の運動を記述するニュートン方程式、また、多数の原子集団を取り扱うための統計力学の基礎を学習し、それぞれのスケールにおいてのモデリング手法と数値解析手法を紹介し、どのように化学現象を記述・計算し、実験結果の解釈や予測につなげることができるのかを概説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3771-151
GEN-CH6302L1
分子物理化学特論
中山 哲
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
[0] 理論化学・計算化学とは [1] 電子状態理論 Born-Oppenheimer近似 Hartree-Fock法 電子相関理論 励起状態計算 密度汎関数(DFT)法 [2] 分子力学法 分子力場 QM/MM法 [3] ポテンシャル曲面と反応経路 構造最適化計算 化学反応の遷移状態と反応経路 分子振動 励起状態と非断熱遷移 [4] 分子シミュレーション 分子統計力学の基礎 分子動力学法とモンテカルロ法 第一原理分子動力学法 自由エネルギー計算 [5] 計算応用例 固体表面反応と不均一系触媒反応 光化学反応 溶液内反応
成績評価方法
出席点とレポートで総合的に評価する。
履修上の注意
指示しない
その他
前提となる知識と項目:古典力学、量子力学、統計力学、線形代数 応用先_分野と項目:反応解析、反応設計、分子設計、材料設計、触媒設計