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最終更新日:2024年10月18日

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航空交通管理特論

航空交通管理は, 航空機の運航において不可欠な存在であり, きわめて重要な学術・研究分野です。将来的に, 航空輸送の需要は増大すると予測されており, さらには宇宙往還機のようなさまざまな形態の運航が関わることも予想されています。一方で, 世界的にもまだ新しい分野なので、その基盤となる知識体系をまとめてコースにしました。
本講義では, 航空交通管理をハードウェア, ソフトウェアだけでなく, 航空機の運航に関わるさまざまなプレーヤを含む人間社会のような, 多様な要素から構成される社会技術システムと捉え, その成り立ちと現状, システム設計と評価に関わる研究開発, 社会実装に至るプロセスと課題を概観します。
/ Air traffic management is an indispensable element in the operation of aircraft and a critically important academic and research field. It is anticipated that the demand for air transportation will increase in the future, and it is also expected that various types of operations, such as spaceplanes, will be involved. The course provides an overview of the origins and current state of air traffic management, research and development related to system design and evaluation, and the process and challenges involved in its implementation in society.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3734-078
GEN-AA6o15L1
航空交通管理特論
伊藤 恵理
A1 A2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
・1903 年のライトフライヤー号初飛行から今日の航空交通管理に至る歴史と,将来の航空交通管理システムの展望 ・航空交通管理システムの理解に必要な最小限の専門知識 ・航空交通における航空機運動の理解を深めるための,航空機の力学モデルと誘導制御則 ・複数の航空機からなる航空交通流を模擬する数理モデルの解説 ・航空交通管理システムの設計と,社会実装に向けた評価方法 ・ 新しい航空交通管理システムの代表例として,航空機の自律飛行と,大規模空港における航空機の到着・出発・空港面の航空交通の効率運用を支援するシステム等 ・航空機の運航の観点から地球環境への負荷を低減する運用等 ・ドローンなどのさまざまな形態の無人機について,飛行リスクを最小にする運用概念
成績評価方法
出席と課題(講義内でのショートプレゼンおよびレポート提出)による評価します
教科書
伊藤恵理, "航空交通管理システム概論", コロナ社, 2023年2月.
履修上の注意
視野を広げる
その他
前提となる知識と項目:本コースは、さまざまな専門分野の受講者を想定し,構成と読み方に工夫を凝らしています。航空交通管理、航空輸送、サプライチェーン等に興味のある学生さんを歓迎します。