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最終更新日:2025年4月21日

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建築生産マネジメント特論

職人不足や建築ストックの老朽化、日本国内の市場縮小など現在の建築生産は多くの課題を抱えており、BIMやデジタルデザイン、ストック活用、海外進出など解決に向けた新たな動きも見られる。
こうした時期に、これまでの建築生産の変遷や現状について講義で解説するとともに、今後のあるべき姿について受講者とともに考えたい。
講義では基本的に教員が研究をしてきた内容を背景等含めて紹介する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3714-139
GEN-AR5m23L1
建築生産マネジメント特論
権藤 智之
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
1.ガイダンス(講義の概要説明、見学の希望調査) 2.日本の住宅生産の変遷(戦後の住宅不足・大量生産から多様化の流れ、市場縮小・性能的充足などの現状) 3.プレファブ住宅(世界にも稀な日本のプレハブ住宅産業、草創期の技術開発、設計者と部品市場との関係) 4.在来構法と工務店(日本の風景をかたちづくる在来木造・工務店の世界、生産手段を所有することによる技術的柔軟性) 5.木材と住宅部品(戦後の国産材利用の流れ、近年の中大規模木造と生産的な課題、在来的部品と先端テクノロジーの関係) 6.地域の木造住宅生産(沖縄県と韓国の木造住宅生産調査、職人・材料流通など生産システムと構法の依存関係) 7.東南アジアの建築生産1(ベトナムの在来的住宅生産、日本からの技術移転、時間があればラオスの民家) 8.東南アジアの建築生産2(シンガポールの外国人ワーカーと工業化、時間があればバンコクのコンドミニアム) 9.高層ビル(日本初の超高層霞が関ビルディングにおける技術革新、現在の高層ビル生産との比較) 10.情報のあり方(情報の生成・活用方法の変化、設計・施工の情報のインターフェイス) 11.内田祥哉の設計活動(逓信省・電電公社から、佐賀・武蔵学園の作品群、NEXT21など) 12.内田祥哉の研究活動(工業化から構法計画、システムズビルディング、長寿命化、木造回帰など) 13.レポート作成用の予備日 毎回講義時に小レポート(講義終了時に回収)を課し、成績評価に含める。 書かれた質問・コメント等については可能な限り次回講義等でフィードバックを行う。 講義のレポートや講義に関連する記事(一部)が以下のURLに掲載されている。 https://note.com/*****
成績評価方法
最終レポート、講義時の感想を合わせて成績評価を行う。 最終レポート5割、講義時の感想等5割(予定)
履修上の注意
視野を広げる
その他
前提となる知識と項目:建築の専門用語(柱、梁や左官、クロス程度)が分かった方が理解はしやすいと思われる。