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最終更新日:2024年10月18日
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分析化学特論Ⅳ
地球科学・生命科学を支える最先端分析手法
Advanced analytical chemistry for multidisciplinary sciences
本講義では,分析化学の基礎概念と機器分析装置の動作原理、さらにその最先端研究への応用を紹介する。特に本講義では、惑星科学、地球科学、生命科学研究における機器分析法の貢献や、今後の開発動向についても言及する。本講義は広い学術分野の内容を含むため、宇宙化学研究・惑星科学研究を専門とする2名の教員が連携して7回ないし8回分担して行う。教科書は使用せず,参考書や必要な文献は授業の中でその都度紹介する。講義内容に関する質問を歓迎する。質問についてはメールにて問い合わせること。
平田岳史(HIRATA Takafumi)
固体物質中の超微量元素存在度やその同位体組成は、初期太陽系形成環境や固体物質形成過程、さらには試料が形成された年代に関する極めて重要な情報を有している。特に最近では生体内の金属の動態を通じて生命機能を明らかにしようとする「メタロミクス」という考え方が広まっており、元素分析・精密同位体分析に注目が集まっている。本講義では、機器分析法の基本原理と、その地球惑星科学・生命科学への最先端の応用を紹介する。
岡田達明(OKADA Tatsuaki)
惑星探査機によるその場観測やサンプルリターンされた物質の分析は、太陽系の起源や進化の過程を調べる方法として有用である。本年度は特に小惑星探査機「はやぶさ2」における探査機からの遠隔観測技術、表面着陸機によるその場観測技術、帰還サンプルの初期処理・分析方法について概説する。希望者には宇宙科学研究所への見学会も実施する。
出席およびレポート等の結果を総合して成績を評価する。レポート課題は2名の教員がそれぞれ提示する。
The lecture course conveys both the basics and the applications of the instrumental analytical chemistry for planetary sciences, geochemistry and biosciences. The main goal of this lecture is to understand the basic principles of the analytical chemistry and also to broad the scientific vision and scope of the sciences. Text or lecture note will be provided by the lecturers. Questions on contents of the lecture will be welcomed. For further question or enquiry, contact lecturers by means of e-mail.
The evaluation will be performed based on attendance to the lectures and the reports presented from each lecturer.
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