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最終更新日:2026年10月16日

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先進基礎数理科学Ⅰ

ソフトマターの相転移ダイナミクス
ソフトマターの相転移ダイナミクスについて学び、メソスケールの有効理論および関連する数値シミュレーションについて考察することにより、ソフトマターおよび関連物質における、メソスケール不均一性を伴う相転移ダイナミクスを探求できるようになる
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M400-0470S
GAS-WA6B07L1
先進基礎数理科学Ⅰ
高江 恭平
S1 S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
総合文化研究科
授業計画
ソフトマターとは、力学的にやわらかい性質を示す物質の総称です。高分子・液晶・コロイド溶液のような、複雑な内部構造をもつ液体を意味することが多いですが、「やわらかい」には厳密な定義はなく、形状記憶合金やソフトポーラスクリスタルなどの結晶も、内部自由度の応答とマクロな力学応答が絡み合う「やわらかい」結晶つまりソフトマターと見なすことができます(液体と区別するためソフトクリスタルと呼ぶこともあります)。そこでは粘弾性やメソスケール不均一性が力学応答を理解する上での重要概念となります。そのようなメソスケールの有効理論であるGinzburg-Landau理論をベースに、数々のソフトマターをどのように調理していくのか、議論していきたいと思います。もちろん題材に応じてレシピは少しずつ異なりますが、普遍的な概念があることを、具体例を通じて学んでいただけますと幸いです。具体的には以下の内容を予定していますが、多少の変更はあり得ます: 1.Ginzburg-Landau (GL) 理論 2.時間依存Ginzburg-Landau (TDGL) 理論 3.非保存系と保存系の相秩序化 4.スピノダル分解と核生成 5.流体力学的相互作用の働く相転移ダイナミクス 6.液液相分離、液晶相転移、高分子溶液の相分離 7.固体の相転移ダイナミクスにおける弾性論の役割 8.ソフトクリスタルにおける相転移ダイナミクス(非保存系):反強誘電相転移とその力学制御 9.ソフトクリスタルにおける相転移ダイナミクス(保存系):ソフトポーラスクリスタルの分子吸脱着転移 10.数値シミュレーション技法について補習
授業の方法
講義
成績評価方法
レポートによります
履修上の注意
学部レベルの熱力学・統計力学・流体力学・弾性論は既知とします。非平衡統計力学や場の理論については深入りしないので、興味のある方は各自で学習しておいてください。