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最終更新日:2024年4月22日

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研究技法トレーニング V-A

分野入門ゼミ「フィールドワーク論」
「他者」を理解するための学問である文化人類学において、その「他者」と「自己」をつなぐための方法論的支柱はフィールドワークである。一般に、調査対象者の生活空間の只中に身を置き、長期間にわたり聞き取りや観察を積み重ねることが「人類学的フィールドワーク」であるとされ、そうして得られたデータを「エスノグラフィ(民族誌)」にまとめることが、人類学の仕事であると理解される。
この分野入門ゼミでは、フィールドワークをすること(およびそれとシームレスにつながるとされるエスノグラフィを書くこと)をめぐる論点を提示し、解説をした後に参加者と議論をする。
特に大きな論点となるのは以下の2つである。
・人類学的フィールドワークの特質は那辺にあり、またそれはいかなる推論・説明様式と結びついているか?
・「他者(のこと)がわかる」とはどのようなことなのか、それはどのような認識論に基づいているのか?

※ターム科目(2022年度より文化人類学コースの多くの科目がターム科目として提供される)
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M390-1200A
GAS-GW6A20S1
研究技法トレーニング V-A
津田 浩司
A1
未定
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
■第1回目(イントロダクション)で、授業の目標および概要を解説する。 ■第2回目以降は、フィールドワーク(およびエスノグラフィ)をめぐる基本的な論点を提示し、解説をした後に参加者と議論をする。 ■全7回中最後の3回は、参加者に課題文献(こちらで用意)を割り当て、報告してもらう。
授業の方法
講義方式(前半)とゼミ方式(後半)の併用で行なう。 講読する文献(日本語ないし英語の論文)はあらかじめこちらで用意し配布する。
成績評価方法
授業内の議論への貢献、および授業内報告もしくは学期末ミニエッセイで、総合的に評価する。
教科書
教科書は特に指定しない。
参考書
授業内で各回の文献を提示しる。
履修上の注意
■第1回目に授業内容を説明する。学事暦通りに実施するので、履修希望者は参加すること。 ■この科目は分野入門ゼミのひとつであるため再履修不可となっているが、本年度においては履修に関する制限は特にない(本年度が分野入門ゼミの実施初年度であるため)。 ■この科目は、大学院「文化人類学演習I-A」、およびGSI「研究技法トレーニングV-A」との合併で行う。