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最終更新日:2024年4月22日

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欧州政治論

冷戦後の国際秩序と日独の外交
 ロシアによるウクライナ侵攻は、冷戦後の国際秩序のあり方を根底から揺さぶった。また、国際秩序の動揺のなかで、日本とドイツ――ともに第二次世界大戦の敗戦国であり、それぞれ独自の平和主義を育んできた――も、外交・安全保障政策の「転換」を迫られている。本演習では、最新の歴史学・国際政治学の文献を講読し、冷戦後の国際秩序と日独の外交について歴史的視座から考える。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M310-5035S
GAS-EU6A03L1
欧州政治論
板橋 拓己
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
 まず、Nuno P. Monteiro and Fritz Bartel (eds.), Before and After the Fall: World Politics and the End of the Cold War (Cambridge: Cambridge University Press, 2021)からいくつかの論文を選んで講読したのち、Alexandra Sakaki, Hanns W. Maull, Kerstin Lukner, Ellis S. Krauss, Thomas U. Berger (eds.), Reluctant Warriors: Germany, Japan, and Their U.S. Alliance Dilemma (Washington, D.C.: Brookings Institution Press, 2020)を通読する。初回は担当教員による趣旨説明・自己紹介・2回目以降の演習の調整。2回目以降は、報告者による文献の要約報告と、それをふまえた討論となる。
授業の方法
 演習形式で、テキストの要約報告と、それをふまえた討論が中心となる。受講者は全員、事前にテキストの指定された範囲を精読し、分からない箇所は調べ上げてくることが要求される。報告者(当番制)は、テキストの概要と、それに対する疑問点・論点を記したレジュメを作成・配布し、報告する。報告者には、他の関連文献にもあたるなど、十全な準備が要求される。
成績評価方法
 平常点による。すなわち(1)出席状況、(2)予習の深度、(3)討論への積極的参加、(4)報告・提出物などから、総合的に評価する。なお、毎回の出席が前提であり、無断欠席は厳禁である。付け加えるなら、余りに消極的な履修者(予習不足など)には、たとえ開講後でも参加をお断りすることがあるので注意されたい。逆に、脱落することなく最後まで演習に参加できれば、少なくとも単位は認定されよう。
教科書
①Nuno P. Monteiro and Fritz Bartel (eds.), Before and After the Fall: World Politics and the End of the Cold War (Cambridge: Cambridge University Press, 2021). ②Alexandra Sakaki, Hanns W. Maull, Kerstin Lukner, Ellis S. Krauss, Thomas U. Berger (eds.), Reluctant Warriors: Germany, Japan, and Their U.S. Alliance Dilemma (Washington, D.C.: Brookings Institution Press, 2020). ※テキストの入手方法については初回に指示する。
参考書
授業内で提示する。
履修上の注意
履修条件は、英語文献を読む意欲があることである。 授業時間はほぼ毎回延長するので、そのつもりで参加すること。
その他
【開講年度の予定】:この内容では当年度限り