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最終更新日:2025年4月1日

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社会の自立と共同II

カント『人倫の形而上学』(第一部 法論の形而上学的原理)を読む
イマヌエル・カント(1724-1804)の実践哲学上の主著『人倫の形而上学』(1797)第一部「法論の形而上学的原理」(以下「法論」)を輪読します。

「法論(Rechtslehre)」は、カントの法理論を体系的に提示したほぼ唯一の著作といえます。カントは実践哲学の原理的問題を、1785年の『道徳形而上学の基礎づけ』(岩波文庫版で「道徳」と訳されている Sitten は『人倫の形而上学』において「人倫」と訳されています)で論じ、1788年の『実践理性批判』では批判哲学の体系に組み込んでいました。

そこでは、のちに「義務論的」と形容される彼の道徳理論の骨格が、義務・自由・道徳法則(定言命法)などの基本概念を通して、明確な形で提示されています。しかし、そうした原理が具体的な社会状況・政治的制度のなかで、どのような規範の形をとるべきなのかという問題は「法論」においてはじめてシステマティックに論じられます。

近年に再評価が進む「法論」を批判的に検討することがこの授業の目標です。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M290-0101A
GAS-HS6B04L1
社会の自立と共同II
斉藤 渉
A1 A2
未定
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
1.カントの批判哲学と「法論」 2.人倫の形而上学への序論 3.法論への序論 4-8.法論第一部:私法 9-13.法論第二部:公法
授業の方法
毎回の担当者を決め、指定した範囲のレジュメ作成(A4 x 4ページ)と議論のまとめをおこなってもらい、その上で参加者全員によるディスカッションをおこないます。
成績評価方法
発表とディスカッションへの参加をもとに評価をおこないます。
教科書
カント『人倫の形而上学 第一部 法論の形而上学的原理』、熊野純彦訳、岩波書店 2024(岩波文庫 青626-4) (通常書籍版)ISBN:978-4003362648 (電子書籍版)ASIN:B0D4719YQM ★ 授業では、通常書籍版を使用します(電子書籍はレイアウトが異なるため)。 ★ 同書第二部の「徳論の形而上学的原理」と間違わないように注意のこと。また、『道徳形而上学的の基礎づけ』とも別の本です。
参考書
授業中に指定します。
履修上の注意
積極的な授業参加を求めます。レジュメ・発表の担当者はもちろん、毎回全員が指定範囲を熟読し、問題点を整理した上で授業にのぞむこと。 授業では、通常書籍版を使います。紛らわしいタイトルの本が多いので、注意してください。