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最終更新日:2025年4月1日
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社会の自立と共同II
カント『人倫の形而上学』(第一部 法論の形而上学的原理)を読む
イマヌエル・カント(1724-1804)の実践哲学上の主著『人倫の形而上学』(1797)第一部「法論の形而上学的原理」(以下「法論」)を輪読します。
「法論(Rechtslehre)」は、カントの法理論を体系的に提示したほぼ唯一の著作といえます。カントは実践哲学の原理的問題を、1785年の『道徳形而上学の基礎づけ』(岩波文庫版で「道徳」と訳されている Sitten は『人倫の形而上学』において「人倫」と訳されています)で論じ、1788年の『実践理性批判』では批判哲学の体系に組み込んでいました。
そこでは、のちに「義務論的」と形容される彼の道徳理論の骨格が、義務・自由・道徳法則(定言命法)などの基本概念を通して、明確な形で提示されています。しかし、そうした原理が具体的な社会状況・政治的制度のなかで、どのような規範の形をとるべきなのかという問題は「法論」においてはじめてシステマティックに論じられます。
近年に再評価が進む「法論」を批判的に検討することがこの授業の目標です。
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