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紛争と和解・共生II
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最終更新日:2023年3月15日
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紛争と和解・共生II
紛争/平和の論理とミクロな秩序構築
ある「社会問題」をまなざす専門家や大衆の視点、あるいは理解の枠組みは、問題自体を持続させ、また再生産に寄与することが明らかにされてきた。「難民は悲惨」「紛争予防には教育が必要」というたぐいの言説もそれに含まれる。現代アフリカの紛争や難民問題もまた、支援、開発、平和構築の試みそれ自体が、紛争解決や難民救済を困難にしていることが指摘されいる。この問題の根底にあるのは、紛争や平和、そして秩序に対する考え方のずれである。授業の前半では、既存の「紛争」「平和」の概念を相対化すべく、政治人類学の古典であるP.クラストルの『国家に抗する社会』の精読を行う。これにより、かつて未開社会と呼ばれた小規模集団が、どのようなシステムに基づき自律性や秩序を確保していたのかを学ぶ。後半では、現代アフリカの紛争や難民を対象とするL. Malkki、M.Utas、S. Lubkemannらの論考を取り上げる予定である。これらの論考から、国際社会が前提とする秩序観と、ミクロな社会のそれとがどのように絡まり合い、交渉しているのかを検討する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M290-0042S
GAS-HS6C02L1
紛争と和解・共生II
橋本 栄莉
S1
S2
火曜2限
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教室
駒場11号館 1103教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
総合文化研究科
授業計画
初回授業時は導入を行い、発表担当を決める。2回目以降は指定の論考をそれぞれの担当者が発表し、議論を行う。
授業の方法
発表担当者は担当する論考のレジュメを用意する。発表者以外の参加者も、事前に論考を読んでいることを前提として議論を進める。参加者は全員、論考に対するコメントや質問、論点などを発表できるようにしておく。
成績評価方法
発表と議論への貢献
教科書
P.クラストル『国家に抗する社会―政治人類学研究』渡辺 公三訳、水声社、1989年。 Malkki, L. (1992). National geographic: The rooting of peoples and the territorialization of national identity among scholars and refugees. Cultural anthropology, 7(1), 24-44. ほか
参考書
授業中に指示する
履修上の注意
対面授業が可能であれば対面で実施する予定である。対面が困難な状況であればzoomの同時双方向授業をおこなう。初回授業の際に受講生と相談の上、授業方法を決定する。【★変更★第1回・第2回の授業はオンライン開催とします(3/29更新)】
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