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最終更新日:2024年4月1日

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紛争と和解・共生I

現代バルカン・中東問題の歴史的考察
現在、バルカンや中東で生じている多くの問題の起源が、主に近代移行期から近代に求められることは周知のとおりである。この授業では、オスマン帝国の支配および近代における列強の進出と、現在バルカン・中東地域が抱える様々な問題との密接な係わりを文献講読を通じて検討する。現代の諸問題を、歴史的視点から考察する姿勢を養うことを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M290-0030A
GAS-HS6C01L1
紛争と和解・共生I
黛 秋津
A1 A2
月曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
Donald Quataert, The Ottoman Empire, 1700-1922, Cambridge University Press, 2000をテキストとして使用する。適宜、他の日本語・英語文献も参照しながら、近代移行期から帝国崩壊までのオスマン帝国の歴史を概観し、その現代への影響を検討する。その他に、L.Carl Brown ed.,Imprial Legacy: The Ottoman Imprint on the Balkans and the Middle East, Columbia University Press, 1996, および、Sally N. Cummings & Raymond Hinnebusch eds., Sovereignty after Empire: comparing the Middle East and Central Asia, Edinburgh University Press, 2011. の中から、履修者の関心のある章を取り上げ検討することも考えている。
授業の方法
演習方式。毎回担当者を決め、当該の章の内容について調べたことをまとめて報告してもらい、それに基づき議論する。担当者は、重要と思われるタームや人名・地名、そして関連事項などについて事前に入念に調べた上で報告を行うこと。またその他の参加者は有益な議論ができるよう十分予習をした上で参加すること。
成績評価方法
報告内容の充実度と議論への参加の度合、および期末レポートなどにより総合的に評価する
教科書
Donald Quataert, The Ottoman Empire, 1700-1922, Cambridge University Press, 2000.
参考書
L.Carl Brown ed.,Imprial Legacy: The Ottoman Imprint on the Balkans and the Middle East, Columbia University Press, 1996. Sally N. Cummings & Raymond Hinnebusch eds., Sovereignty after Empire: comparing the Middle East and Central Asia, Edinburgh University Press, 2011. その他の文献は授業中適宜指示する
履修上の注意
大学院の授業であるので、ある程度の知識を前提として議論を進める。誰がどの章を担当するかを決めるので、履修希望者は初回の授業に必ず参加すること。