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最終更新日:2026年4月20日
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生命環境科学特別講義XVI
生体高分子科学:基礎から応用、社会実装まで
授業の目標:
本講義では、生命現象の根幹を担う生体高分子科学、特に近年注目を集めている「液-液相分離(LLPS)」に関する基礎知識を習得します。その上で、研究機関における研究が産業・社会と結びついていく過程を理解することを目標とします。
受講者は、本講義を通じて、以下のことを目指します。
(1) 液-液相分離の物理化学的基盤と、その生命機能および疾患との関わりを理解し、説明できるようになる。
(2) 味覚を模倣した分析技術「ケミカルタン」を事例に、基礎研究を実用的技術に展開するプロセスや、社会実装における課題を考察できるようになる。
(3) 公的研究機関(産総研等)の役割とミッションを学び、研究成果と社会の接点について、研究者のキャリアパスも含めた多角的な視点から自分の言葉で論じられるようになる。
授業の概要:
生命をかたちづくるタンパク質や核酸などの生体高分子は、大きな分子量と複雑な構造、そして動的な性質を持つため、その理解は容易ではありません。一方で、医療やバイオ産業の分野では、これらを自在に制御・活用することが求められています。本講義では、これら生体高分子の「理解」と「活用」を軸に、担当教員の研究事例を交えながら、基礎から応用までを概説します。
本講義の中心テーマとして、細胞内における生体高分子の「液-液相分離(LLPS)」という新たな生命現象に焦点を当て、多様な生命機能との関わりを広く学びます。続いて、味覚の仕組みを模倣した分析技術「ケミカルタン」の開発事例を取り上げ、基礎研究が実用的な技術へと発展する過程、およびその技術を基盤としたLLPSの破綻を標的とする創薬への展開についても紹介します。さらに、担当教員が所属する産業技術総合研究所(産総研)のミッションを例に、公的研究機関の役割や社会実装に向けた取り組みの意義、研究者の多様なキャリア形成について学びます。
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