大学院
HOME 大学院 生命環境科学特別講義VII
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

生命環境科学特別講義VII

スポーツ選手の競技力向上や、生活習慣病の発症予防・治療にトレーニングや運動処方が有効であることが知られている。それらは、従来、試行錯誤により積み上げられてきたコーチや医療関係者の経験値を基礎としている。
 それに対して、これらの多くの機能改善は、生理学的機能を持つタンパク質の発現量増加によってもたらされることを考えると、それを引き起こす細胞内外のシグナルを明らかにし、それと運動との関係より機序に基づいたトレーニング法・運動処方を開発することが可能となると推測される。
 そこで、本講義では、スポーツ選手のトレーニング及び生活習慣病予防・治療のための運動処方について、それらの反応を引き起こす運動(強度)依存性の細胞内外のシグナル・生理学的機能を持つタンパク質の発現というの機序について、いくつか紹介し、それを基に、新しいトレーニング法・運動処方の開発についての議論を行う。
新規のトレーニングと運動処方を、機序から考え、開発できるようになる。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M281-1070A
GAS-LS6F07L1
生命環境科学特別講義VII
田畑 泉
A1 A2
未定
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
本講義では下記の5つを中心に講義と議論を行う 1 血糖値をシグナルとした視床下部 脳下垂体 副腎皮質の反応 2 骨格筋細胞内カルシウム濃度をシグナルとした 糖代謝  3 血中カルシウム濃度をシグナルとした 骨代謝 4 骨格筋細胞内の強度依存性酵素をシグナルとした 糖代謝 5 活動筋の有酸素性及び無酸素性代謝をシグナルとした有酸素性及び無酸素性エネルギー代謝能
授業の方法
講義と演習  集中講義の形態で行う 各授業日において、まず2コマ講義を行い、その後2コマ 演習を行う。
成績評価方法
授業中における活動とレポート
教科書
特になし
参考書
Tabata I. Tabata training- The Science and History of HIIT. Academic Press, Elsevier, 2022. USA. 田畑泉.1日4分 世界標準の科学的トレーニング.今日から始める「タバタトレーニング」.ISBN 978-4-06-529381-2.ブルーバックス.株式会社講談社.東京.2022年9月20日. 田畑泉、山本正嘉.身体活動のエナジェティクス.株式会社高文堂出版社.東京.1989
履修上の注意
最低限の基礎生物学・生理学・生化学・スポーツ科学の知識があることが望ましい。 本講義は2025年2月に実施する予定ですので、2025年3月卒業見込みの学生の卒業単位には含まれません。