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最終更新日:2026年9月17日

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多元世界解析演習II

地域の政治と社会を理解するための量的調査法
本授業では主に社会科学の諸分野を専門領域として、特定の地域の政治や社会を説明/理解しようとする研究を実施する際に必要な量的調査法の考え方について概説する。

私たちは研究対象や目的に応じて、適切な方法を採用する必要がある。このうち量的調査・研究と呼ばれる方法は調査票調査、アンケートといった調査手法に限らず、多変量解析、計量テキスト分析などの分析手法など多岐にわたる。私たちは、これらの方法に一長一短があることを認識することはもちろん、方法論論争や倫理審査・基準の広がりによって、ある程度標準化されつつあることを念頭に適切な方法を選び取る必要がある。

また、近年は分析手法の発展により、量的調査・分析手法を知らないと読めない文献が増えている。したがって、私たちは量的調査・分析を使わないのだとしても、これらの文献が読める程度の知識は身につけておく必要がある。

そこで本授業では、量的調査法に関する教科書を読み、議論することで、以上の方法についての理解を深める。また教員自らの調査経験とその「成果物」である論文の執筆過程を公開することで、調査・論文執筆経験の少ない受講生が研究を開始し、実際に論文を執筆するまでにどのようなことをしなければならないのかを学ぶ。

また本授業では学期中に調査票調査を行い、受講生は当該調査の設計から分析に携わる。これにより、受講生は実際の調査過程を学ぶ。なお、調査対象は韓国や日本などのアジア地域を念頭に、受講生の希望に沿って決める。

本授業では題材として、担当教員が専門とする韓国朝鮮地域や日本における政治や社会を中心的に扱うが、受講生の要望に応じて、他地域の事例や研究も扱う。また政治や社会のみならず、歴史や文化など他の要素・分野について関心のある学生も歓迎する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M220-0140A
GAS-AS6A16S1
多元世界解析演習II
寺下 和宏
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
以下の予定は受講生の数や要望・研究内容によって変更することがある。 第1回:ガイダンス・イントロダクション 第2回:量的調査の概要 / Rのインストール・設定 第3回:問いの立て方と調査の目的 第4回:調査の方法とリバースエンジニアリング 第5回:サンプリングと標本サイズ、標本誤差 第6回:調査票の作成 第7回:量的調査の実施とデータの整理 第8回:記述統計 第9回:統計的推定 第10回:統計的仮説検定 第11回:線形回帰分析 第12回:個人報告 第13回:まとめ
授業の方法
原則として、教室で議論する方法で行う(初回はオンライン)。受講生はあらかじめ指定した文献(教員がPDFで配布)を読み、内容を理解しておく必要がある。また授業の後半にはRによる実習を課す。受講生はあらかじめ自身のパソコンを用意しておく必要がある。 最終課題として、調査に基づくレポートを課す。具体的には、学期を通じて実施する調査票調査の結果に基づく、データ分析の結果に関するレポートを課す。 なお授業連絡および課題提出はSlackを通じて行う。
成績評価方法
授業での議論(30%)、個人報告・レポート(70%)で評価する。
履修上の注意
授業中に指摘する文献は日本語または英語である。 また授業にあたっては以下に取り組むことが求められる。 - あらかじめ指定した文献を読み、内容を理解しておくこと。 - 授業中の実習および復習に取り組むこと。 - 各自の研究に取り組むこと。
その他
本授業は、韓国朝鮮や日本など、特定地域の政治や社会に関心を持つ学生に限らず、そのほかの地域・ディシプリンに関して研究/学修していこうと考えている学生の参加も歓迎します。 また量的調査・分析を行う予定の学生はもちろんのこと、量的調査・分析を実施する予定はないが、これらの手法に関心がある学生も歓迎します。